1997 Fiscal Year Annual Research Report
生物教材に関する情報の集約と生物教材研究の今後の発展を目指した研究発表理念の検討
Project/Area Number |
07308009
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Research Institution | Aichi University of Education |
Principal Investigator |
川上 昭吾 愛知教育大学, 教育学部, 教授 (10033896)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
橋本 健夫 長崎大学, 教育学部, 教授 (00112368)
米沢 義彦 鳴門教育大学, 教育学部, 教授 (90033935)
池田 秀雄 広島大学, 教育学部, 助教授 (50112165)
片山 舒康 東京学芸大学, 教育学部, 助教授 (20014855)
見上 一幸 宮城教育大学, 教育学部, 教授 (90091777)
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Keywords | 生物教育 / 教材 / 教材研究 / データベース |
Research Abstract |
本研究は,生物教材研究の研究成果のデータベースを作成すること,および生物教材研究の研究方法を確立することを目的とした。 1 おおむね過去15年間に公表された下記の出版物に掲載された11,524件の生物教材を研究した論文等のデータベースを作成した。 (1)生物教材に関する単行本(基礎的研究物は除いている。)。 (2)生物教材を研究した単行本中の生物毎のテーマ。 (3)雑誌論文(生物教育,採取と飼育,教材生物ニュース,日本理科教育学会研究紀要,理科の教育,遺伝初等理科教育,理科教室,楽しい理科授業,科学教育研究)。 (4)各都道府県の教育センターや諸団体の研究物から関係するもの。 (5)大学の研究紀要の中で,教育研究に関わる論文。 (6)その他,研究者からの登載依頼論文。 2 本研究で蓄積した11,524のデータベースは,次の2通りの検索方法を開発した。 (1)インターネット http://www.bio.aichi-edu.ac.jp このデータを上記アドレスでインターネット上で検索することができるようにした。この利用者数は,1週間当たり50件程度(1998年1月から2月にかけて)と多い。 (2)CD-ROM インターネットを利用できるのは大学等の研究者で,本データベースの主たる利用者と考えている学校の教師は現状ではインターネット利用は限定される。そこで,CD-ROMを600枚作成し,全国の教育センター,及び,学会等に所属した教員等へ配布した。利用者から高い評価を得ている。 3 教材研究の在り方について研究した。その結果は,各分担者の研究物に反映されている。
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Research Products
(8 results)
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[Publications] 片山舒康: "新しい課程編成に向けての動きを考える" 生物教育. 36(3/4). 231-235 (1996)
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[Publications] 森本弘一: "子供たちの遺伝に対する認識" 日本理科教育学会研究紀要. 37(1). 25-32 (1996)
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[Publications] 川上昭吾: "これからの理科カリキュラムに求められる内容決定の視点" 理科の教育. 46(1). 12-15 (1997)
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[Publications] 大鹿聖公・池田秀雄: "生物教育におけるインターネット活用の試み" 生物教育. 37(3/4). 9-16 (1997)
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[Publications] 川上昭吾・荒川尚美: "実践的な指導力の育成を目指した卒業研究の成果を授業実践へ活かす" 理科の教育. 46(6). 40-45 (1997)
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[Publications] Kawakami,S., T.Oda and R. Ban: "The influence of coins on the growth of duckweed" Jourbal of Biological Education. 31(2). 116-118 (1997)
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[Publications] 川上昭吾・荒川尚美: "小学校第3学年の昆虫の学習に関する総合的研究" 愛知教育大学教科教育センター研究報告. 21(3). 161-166 (1997)
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[Publications] 兼井正人・川上昭吾: "中学校遺伝教育におけるコンピュータソフトの開発研究" 生物教育. 38(1). 19-25 (1998)