1996 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
07308024
|
Research Institution | Aoyama Gakuin University |
Principal Investigator |
美添 泰人 青山学院大学, 経済学部, 教授 (80062868)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
西郷 浩 早稲田大学, 政経学部, 助教授 (00205626)
岩崎 学 成蹊大学, 工学部, 助教授 (40255948)
椿 広計 慶応義塾大学, 理工学部, 専任講師 (30155436)
加納 悟 横浜国立大学, 経済学部, 教授 (50114971)
|
Keywords | 不完全データ / 標本調査 / 無回答の処理 |
Research Abstract |
研究期間をつうじて、月1回ないし2回の間隔で定期的な研究会を開催した。研究会には、研究代表者、研究分担者の他、数名の大学院生、各官庁の統計作成担当者も参加した。この研究会における活動を通じて、以下のような成果をあげることができた。 1.標本抽出に関する理論的研究の最近の話題に関しては、各研究分担者および部外協力者で分担して、これまでの海外における研究のサーベイを行い、主要な結果の紹介と、本研究との関連についての議論を行った。このような研究の成果の一部分は、実際の官庁統計の設計に対する有効な指針を与えるものとなった。 2.不完全データの統計的処理に関しては、日本および外国における実際の統計調査において、具体的にどのような方法によって欠測値の処理が行われているかを調査し、実例を検討した。また、理論的な検討としては、特に調査客体の無回答および調査票の無回答項目の存在を前提として場合の推計と誤差評価の問題を取り上げた。 3.以上の研究会に提出された報告用論文ないし要旨は磁気媒体に保存し、今後の研究のためのデータベースとして利用できるようにした。
|
Research Products
(5 results)
-
[Publications] 美添泰人: "ベイジアン統計学はいつでも有用か" 統計. 2月号. (1996)
-
[Publications] 加納悟・村瀬英彰: "地価形式に関する一考察:バブルとオプション" 経済研究. 47巻第一号. 27-38 (1996)
-
[Publications] 椿広計・比江島欣慎: "抗高脂症薬市販後調査「Mega study」について" 統計数理. 43. 183-189 (1995)
-
[Publications] 稲葉由之・岩崎学: "クロス集計表における秘匿の影響に関する数値的検討" 応用統計学. Vol.25 No.2. 61-72 (1996)
-
[Publications] 椿広計: "技術者のための環境に配慮したISO/IECガイド" 日本規格協会, (1996)