1997 Fiscal Year Annual Research Report
保健医療福祉領域での生活に関わる実用的スケールの考案・開発と方法の理論化
Project/Area Number |
07309019
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Research Institution | Okayama University |
Principal Investigator |
川田 智恵子 岡山大学, 医療技術短期大学部, 教授 (60010013)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
江川 緑 東京工業大学, 留学生センター, 助教授 (40251615)
河口 てる子 大阪大学, 医学部, 助教授 (50247300)
田村 誠 東京大学, 医学部, 助手 (50272422)
吉田 亨 群馬大学, 医学部, 教授 (80174936)
山崎 喜比古 東京大学, 医学部, 助教授 (10174666)
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Keywords | 人生目標スケール / 生活上の困難スケール / 知的障害者の日常生活活動 / Sense of Coherence / 糖尿病生活適応スケール / 医師のコミュニケーションスタイルスケール / 妥当性検討 / 信頼性検討 |
Research Abstract |
平成9年度取り組んだおもな調査は、以下のごとくである。 1.中年期既婚女性の精神健康に注目し、35〜44歳の282名を分析対象として、Hopkins Symptom checklistのうちの「抑うつ」、「不安」、「人生目標」スケールの日本語版を用いて、家庭内外役割と精神健康の関係を分析し、特に人生目標スケールについて検討した。 2.留学生の精神健康への取り組みにあたり、既に利用している「生活上の困難」状況についての質問票を検討し、スケールとしての適否をみるため、過去5年間の留学生のデータを再分析し、在日期間との関係をみた。 3.知的障害者に用いられている日常生活活動調査を再検討するため、225名のデータを用いて下位項目のタイプ分類を試み、「家庭内の身辺処理行動」と「社会的日常生活行動」の2因子を抽出した。 4.健康保持能力Sense of Coherenceの日本語版スケールの開発と検討を目的とし、日本語版スケールの29項目を開発し、271名の分析により妥当性と信頼性を確かめた。 5.糖尿病生活適応スケールの開発のため、アイテムプール作成及びプレテストを行い、妥当性と信頼性を検討した。 6.医師のコミュニケーションスタイルスケール開発のためにアイテムプールを作成、プレテストを経て外来癌患者147名の調査を分析し4因子を抽出した。
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Research Products
(2 results)