1995 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
07357003
|
Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
斎藤 和雄 北海道大学, 医学部, 教授 (80000917)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
糸川 嘉則 京都大学, 医学部, 教授 (80025593)
和田 攻 東京大学, 医学部, 教授 (60009933)
森本 兼= 大阪大学, 医学部, 教授 (20143414)
田中 平三 東京医科歯科大学, 医学部, 教授 (70047215)
鈴木 庄亮 群馬大学, 医学部, 教授 (40010011)
|
Keywords | ストレス / 予防法 / 中枢機構 |
Research Abstract |
本研究の目的は、予防医学に携わりストレス研究を行っている環境医学、分子遺伝学、細胞遺伝学、神経科学、産業衛生学、疾病疫学、精神保健学、健康管理学、栄養学、中毒学などの専門家が一堂に会して、ストレス問題をきわめ、その解決を図ろうとするものである。 目的達成のために、以下の項目について研究を推進した。 1.ストレスの身体的健康度への影響を、免疫系を中心としたストレス応答機構に関連した遺伝子の発現およびストレス負荷による遺伝子の損傷とその防御機構から検討した。 2.ストレスの精神的健康度への影響は、THI、GHQなどの調査票を用いたフィールド調査や、カテコールアミン、ホルモンなどの神経内分泌的手法を用いて検討した。 3.ストレスの中枢機構について、脳波・誘発脳波のどの生理的検査ならびに神経生化学、神経解剖学的手法を用いて検討した。 これらの研究成果を踏まえて、ストレスに対する身体的、精神的健康保持法について検討すると共に、ストレスの予防医学的解明のための研究計画を作成し、重点領域に申請した。
|
Research Products
(5 results)
-
[Publications] Saito,K.: "Occupational stress and worker health" J.Nor.Occ.Health. 40. 1-9 (1995)
-
[Publications] Chen,H.: "Relative contributions of selected genetic and lifestyle factors to inter-individual variations in serum lipid and apolipoprotein levels" J.Epidemiol.5. 187-196 (1995)
-
[Publications] 和田攻: "作業関連疾患-その内容・背景と対策の現状-" 産業医学ジャーナル. 18. 31-40 (1995)
-
[Publications] Koyama,A.: "Relationship between alpha wave fluctuation in EEG and heart rate variability during NREM sleep." Electroenceph.Clin.Neurophysiol.97. 245-246 (1995)
-
[Publications] Saito,T.: "Effects of variations of restraint stress on the trace element metabolism in rat brain regions." Trace Elements and Electrolytes.12. 89-94 (1995)