1996 Fiscal Year Annual Research Report
東アジアにおける歴史学と歴史教育に関する基礎的研究
Project/Area Number |
07401010
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Research Institution | Joetsu University of Education |
Principal Investigator |
浅倉 有子 上越教育大学, 学校教育学部, 助教授 (70167881)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
市澤 哲 樟蔭女子短期大学, 日本分化史学科, 助教授 (30251862)
下里 俊行 上越教育大学, 学校教育学部, 講師 (80262393)
河西 英通 上越教育大学, 学校教育学部, 助教授 (40177712)
真野 俊和 上越教育大学, 学校教育学部, 教授 (10171076)
二谷 貞夫 上越教育大学, 学校教育学部, 教授 (10156135)
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Keywords | 東アジア / 歴史認識 / 歴史教育 / 地域概念 / 民族 / 他者 / 自然環境 / 主権 |
Research Abstract |
平成8年度は、代表者・分担者ともに、それぞれの担当のテーマに関する調査・研究を進め、史・資料や文献等の収集につとめるとともに,収集した史・資料の分析・検討を行った。その成果は、2ケ月に一度程度の割合で開催された研究会において報告され、他のメンバーに共有された。また内外から研究者を招き、その研究成果を報告して頂くとともに、本科研の研究テーマに関する指導・助言を頂いた。その際には、本科研メンバーも研究成果の一部を報告し、相互の報告について議論をすることで、認識を深めるようにつとめた。平成8年5月には、ソウル市立大学校の鄭在貞氏と中央大学校の朴銓烈氏を、10月に東京大学の村井章介氏を、さらに12月にロシア科学アカデミイ極東支部のラーリン氏を、平成9年2月には千葉大学大学院生のシロ-コフ氏を招き、議論をする機会を得た。一方、代表者・分担者ともに、内外の研究会で研究成果の一部を報告するようつとめた。平成8年6月には、ウラジオストクで開催された国際学術会議「世界史の文脈の中の極東:過去から未来へ」で、代表者の浅倉と分担者の二谷・下里が報告し、11月には、韓国の中央大学校で開催された国際学術討論会「18世紀以後韓日文化政策」において、浅倉と分担社の真野・河西の3名が、12月に開催された環日本海学会で、分担者の山縣が研究成果の一部を報告した。また11月には、ソウル大学校・国立国楽院等で、それぞれの研究テーマに関連するレビューを受けた。さらに中国・韓国・ロシアの歴史学と歴史教育にかかわる研究者・教育者にたいして、郵送によるアンケート調査を実施した。
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[Publications] 浅倉有子: "国際学術会議「世界史の文脈における極東:過去から未来へ」に参加して" 歴史学研究. 696. 54-56 (1997)
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[Publications] 二谷貞夫: "教科書的研究方法和内容" 歴史教学研究通訊. 3. 5-7 (1996)
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[Publications] 下里俊行: "「ナロードニキ」概念の再考" ロシア史研究. 60. (1997)
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[Publications] 市澤哲: "南北朝内乱期における天皇と諸勢力" 歴史学研究. 688. 1-16 (1996)
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[Publications] 真野俊和: "講座日本の巡礼第1巻本尊巡礼" 雄山閣出版, 339 (1996)
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[Publications] 河西英通: "近代日本の地域思想" 窓社, 374 (1996)
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[Publications] 植村幸生: "アジア音楽史" 拓植元一と共編著.音楽之友社, 286 (1996)
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[Publications] 山縣耕太郎(分担執筆)日本第四紀学会編: "第四期露頭集-日本のテフラ" 日本第四期学会発行, 368 (1996)