1996 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
07401015
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (A)
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
原口 庄輔 筑波大学, 現代語・現代文化学系, 教授 (50101316)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
佐々木 勲人 筑波大学, 現代語・現代文化学系, 講師 (40250998)
伊藤 眞 筑波大学, 現代語・現代文化学系, 講師 (60168375)
山田 博志 筑波大学, 現代語・現代文化学系, 助教授 (10200734)
鷲尾 龍一 筑波大学, 現代語・現代文化学系, 助教授 (90167099)
小野塚 裕視 筑波大学, 現代語・現代文化学系, 助教授 (10108433)
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Keywords | lexicon / word-formation / data base / Japanese / Chinese / German / English / French |
Research Abstract |
(I)語彙論・語形成の理論研究: 日本語,中国語,英語,ドイツ語,フランス語などの東洋の2大言語及び西洋の3大言語の形態現象の分析とその他の言語事実の比較対照分析に基づく理論研究を引き続き行い,従来の理論の問題点を明らかにし,語彙論に関する研究を行った. a.各言語の統語現象及び造語現象の体系的分析に基づく理論研究を行った. b.各言語の語彙論概念構造とレキシコンを意味論的に関連づけ,その特徴の一端を明らかにした. c.従来の語彙ならびに語形成理論の改良・修正・発展の可能性を検討した. d.日英語の音韻現象の研究を行った. (II)5大言語のレキシコン・データベースの研究: 語彙研究の知見に基づく,信頼に足る事実を体系的にまとめたレキシコン・データベースを作成する基礎研究を継続して行った. 日本語,英語,ドイツ語,フランス語,中国語に関しては,各言語の比較対照研究により,語彙現象を精密に分析し,体系的なレキシコン・データベースの作成のための基本データベースの拡充に努めた. (III)レクシコンと関連分野のインターフェイスの研究: (a)語彙と統語論のインターフェイスに関する研究,(b)語彙と意味論のインターフェイスに関する研究,(c)語彙と音韻論のインターフェイスに関して,各分野のインターフェイスに関する知見の追求を行った.
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Research Products
(12 results)
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[Publications] 原口庄輔: 音韻研究---理論と実践. 1-86 (1996)
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[Publications] 原口庄輔: "強弱の言語学" 月刊言語. 25:5. 32-35 (1996)
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[Publications] 小野塚裕視: "Intransitive Eat : Its Implied Objects and Aspedtual Properties" 言語文化論集. 44. 27-36 (1997)
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[Publications] 岡本順治: "ドイツ語における移動様態動詞の特性" 文法と言語理論. 1. 60-74 (1996)
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[Publications] 岡本順治: "イベント構造から見た使役表現:使役の意味の広がり" ヴォイスに関する比較言語学的研究(三修社). 199-257 (1997)
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[Publications] 伊藤 眞: "Phraseologiforschung." ドイツ文学(日本独文学会編). 96. 57-65 (1996)
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[Publications] 大矢俊明: "ドイツ語における移動様態動詞について" 文法と言語理論. 2. 39-49 (1997)
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[Publications] 岡本順治: "移動動詞における随伴使役構文:英語とドイツ語の対比" 文法と言語理論. 2. 29-37 (1997)
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[Publications] 山田博志: "行為の位置付けと行為者・被行為者の位置付け(2)" 文法と言語理論. 2. 21-28 (1997)
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[Publications] 加賀信広: "場面・個体述語と意味役割" 筑波英学展望. 16. 53-62 (1997)
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[Publications] 佐々木勲人: "“被...給"と“肥...給"--強調の“給"再考--" 中国語学. 243. 65-74 (1996)
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[Publications] 鷲尾龍一,他: "ヴォイスに関する比較言語学的研究" 三修社, 320 (1997)