1997 Fiscal Year Annual Research Report
口唇・口蓋裂発生抑制因子に関する研究-ヒトならび自然発生本症マウスによる発生抑制因子の追求-
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07407058
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Research Institution | Aichi Gakuin University |
Principal Investigator |
河合 幹 愛知学院大学, 歯学部・口腔外科学・第二講座, 教授 (50064788)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
粟生 いつ子 藤田保健衛生大学, 医学部, 講師
新美 照幸 愛知学院大学, 歯学部・口腔外科学・第二講座, 助手 (60291762)
木下 弘幸 愛知学院大学, 歯学部・口腔外科学・第二講座, 助手 (70261005)
古川 博雄 愛知学院大学, 歯学部・口腔外科学・第二講座, 助手 (70291763)
夏目 長門 愛知学院大学, 歯学部・口腔外科学・第二講座, 助教授 (90183532)
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Keywords | 口唇裂 / 口蓋裂 / 口唇口蓋裂 / 口唇口蓋裂自然発生マウス / 先天異常 / 抑制因子 / 口蓋突起 / プロゲステロン |
Research Abstract |
昨年度に引き続き、A/J系マウスの胎仔口蓋を使用した器官培養(浮遊回転培養)法を利用してビタミン、ホルモンの口蓋癒合期における組織への直接作用の検討を行った。中でも黄体ホルモンであるプロゲステロンについて今年度新たな知見が得られた。 方法は従来と同じく、A/J系マウスの胎仔口蓋を使用した器官培養を胎齢13.5日から72時間行うことにより、口蓋突起の癒合を母体外で経時的に観察した。 その結果、口蓋突起の癒合率について、対照群とプロゲステロン0.1μg/ml添加群との間には有意差は認められなかったが、1.0μg/m添加群と10μg/m添加群においては対照群に対し、有意に癒合率の上昇を認め、その癒合率の上昇には濃度依存的な傾向が認められた。また、上顎の成長に関しては、プロゲステロン添加群は対照群に対し、上顎長径・上顎幅径・口蓋長径のすべてについて有意の増大を認め、組織全体の成長が口蓋突起の癒合に関与する可能性が示唆された。 これらの成果を、これまでの他のビタミンに関する研究成果と共に論文として掲載した。
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Research Products
(1 results)