1995 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
07451049
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (B)
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Research Institution | Sapporo International University |
Principal Investigator |
大山 信義 静修女子大学, 人文社会学部, 教授 (90001809)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
西脇 裕之 静修女子大学, 人文社会学部, 講師 (00254730)
森 雅人 静修女子大学, 人文社会学部, 講師 (10254731)
山内 健治 静修女子大学, 人文社会学部, 助教授 (60254728)
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Keywords | 地域発展 / 地域環境 / 地域文化 / 地域市場 / ライフスタイル / ネットワーク化 |
Research Abstract |
1.本研究の目的は、わが国が21世紀に向けて魅力ある地域発展を遂げていくために、その戦略構想を描くことにある。21世紀はライフスタイルの多様化を踏まえて、自然・市場・文化の面において地域社会が個人の欲求をどこまで充足させるかがポイントになってきた。 2.地域環境戦略のポイントは〈自然との共生〉である。北海道では開発か自然保護かというパラダイムが無効となり、人々の自然回帰運動を重視した地域づくりが焦眉の課題になっている。環境と一体化した地域づくりを進めるためにビオトープ(生態系再生技術)等による修復技術が開発されるべきである。 3.地域市場戦略のポイントは〈脱都市のライフスタイル〉である。21世紀の社会では都市への人口集中と農村への回帰が同時に進み、ファームインによる都市農村間交流やエコツーリズムによる余暇行動など、都市と農村とが共生できる市場を創造する時代になった。 4.地域文化戦略のポイントは〈文化のネットワーク化〉である。21世紀は地域が個性を主張する時代から、イベントや主産地製品のみならず、風土・趣向・感動・などの新しい情報を求めて地域を訪れる時代に変容することが予想され、地域文化のネットワーク化が地域活性化の戦略的ポイントになってきた。
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Research Products
(2 results)