1995 Fiscal Year Annual Research Report
民俗の変容と生成-高度経済成長を画期として変容過程の実証的研究-
Project/Area Number |
07451073
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (B)
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
平山 和彦 筑波大学, 歴史・人類学系, 教授 (10092529)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
前川 啓治 筑波大学, 歴史・人類学系, 講師 (80241751)
古家 信平 筑波大学, 歴史・人類学系, 講師 (40173520)
関 一敏 筑波大学, 歴史・人類学系, 講師 (50179321)
佐野 賢治 筑波大学, 歴史・人類学系, 助教授 (90131127)
高桑 守 筑波大学, 歴史・人類学系, 教授 (60127769)
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Keywords | 民俗の変容 / 高度経済成長 / 画期 / 実証的研究 |
Research Abstract |
平成7年度は本研究の初年度にあたり、当初予定した調査地を中心にその選定作業に重点をおき、さらにその基礎的資料の収集および整理を目的とし作業をすすめてきた。また調査地との都合上、その予備的調査・各機関との打ち合わせを優先し、以降の実地調査に大変有益なる結果が得られた。さらに研究目的で設定した課題を解明するための基礎作業として、これまで研究代表者および分担者がそれぞれ手がけてきた民俗調査資料のデータ・ベース化とこれまでの調査研究において蓄積された山形県置賜地方飯豊町、青森県下北郡脇野沢村 新潟県名立町などの調査資料が集積されているが、これらをパーソナルコンピュータをもちいて民俗調査資料のデータ・ベース化を試みた。本研究のもう一つの目的である民俗資料のデータベース化によって今後の調査研究において十分な利用を可能とし、またそれぞれの研究者相互間の利用が見込まれる。 その上で、このデータベースでは不十分な調査地(長野県立科町および福島県岩代町)を選定し、先の調査地と併せて分担し、数日程度の予備調査・研究打ち合わせをおこなった。 総じて8年度に計画する実地調査および民俗資料のさらなるデータベース化のための基礎的作業は7年度の研究経過によっておおむね完了したといえる。
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Research Products
(2 results)
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[Publications] 平山和彦: "性民俗をめぐる諸問題-いわゆる初夜権の慣習を中心に-" 歴史人類. 24. 92-114 (1996)
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[Publications] 佐野賢治: "虚空蔵菩薩信仰の研究" 吉川弘文舘, 555 (1996)