1995 Fiscal Year Annual Research Report
ファジイ測度を用いた効用理論とその政策将来のための利用に関する研究
Project/Area Number |
07453007
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (B)
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Research Institution | Setsunan University |
Principal Investigator |
瀬尾 芙巳子 摂南大学, 経営情報学部, 教授 (50027570)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
西崎 一郎 摂南大学, 経営情報学部, 助教授 (80231504)
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Keywords | ファジイ測度 / ファジイ効用理論 / ファジイゲーム / 確率評価 / 多目的意思決定支援 / 不確実性 / 国際提携ゲーム |
Research Abstract |
I.本研究の目的は、従来の意志決定分析がその基礎とする確率測度に代えて、より一般的なファジイ測度の基礎上で新たにファジイ意志決定分析を論理的に構成し、かつその政策的な適用のための方法を構築することである。 II.本年度の研究は、主として次の3点において行なわれた。 1.ファジイ測度を用いたファジイ効用理論の研究(MCDM国際会議で発表) 一般の数値的効用理論においては、確率測度による「くじ」法が用いられているが、ファジイ効用理論では「ファジイくじ」の概念が用いられることを示した。また、そのための基礎研究として、確率測度との対比においてその一般化としてのファジイ測度の特性についての研究をおこなった。 2.協力ファジイゲームの研究(MCDM国際会議で発表、および論文発表) (1)ファジイ提携の上で定義されたn-人協力ファジイゲームにおける最小コア、すなはち最大余剰を最小にする解とそれに関連する解、および集約された余剰に基づく解としての仁定義とその性質についての研究をおこなった。 (2)ファジイ協力ゲームをファジイ特性関数の構築の上に定式化し、パラメトリックプログラミングの形式で最適解としての仁をもとめる方法を提案するとともに、国際提携ゲームの構築問題へに適用を試みた。 3.コンピュータ支援意思決定のためのソフトウエア開発(進行中) われわれは既に多目的意思決定支援のためのコンピュータプログラムとして、MAPを開発しているが、このプログラムには不確実性下の意思決定問題に固有の確率評価などの要素が含まれていないので、この弱点を補うために、確率評価を含む意思決定分析のためのソフトウエア開発を行った。この研究は、ファジイ意思決定分析のためのソフトウエアの開発のための前段階として必要なものである。
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Research Products
(3 results)
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[Publications] FUMIKO SEO,: "A Cooperative Fuzzy Games for International Conflict Solving" Fuzzy Logic and Its Applications to Engineering, Information Sciences, and Intelligent Systems. kluwer. 437-446 (1995)
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[Publications] I. NISHIZAKI AND M. SAKAWA: "Equilibrium Solutions for Multiobjective Bimatrix Games Incoparating Fuzzy Goals" Journal of Optimization Theory and Application. 86. 433-458 (1995)
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[Publications] M. SAKAWA AND I. NISHIZAKI: "A Solution Concept in Multiobjective Matrix Games with Fuzzy Payoffs and Fuzzy Goals" Fuzzy Logic and its Applications to Engineering Information Sciences, and Intelligent Systems, Z. Bien and KCMin(e ds. ). kluwer Academic Pub.417-426 (1995)