1995 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
07453016
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (B)
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Research Institution | Rikkyo University |
Principal Investigator |
林 倬史 立教大学, 経済学部, 教授 (50156444)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
菰田 文男 埼玉大学, 経済学部, 教授 (60116720)
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Keywords | 技術開発 / 技術連関 / 技術体系の転換 / 研究開発の国際化 |
Research Abstract |
初年度に計画していた(1)準備作業(過去の技術連関に関する諸研究の整理・検討)、(2)「技術連関」の概念規定と分析ツールの開発、(3)科学技術情報センター(JICS T)のデータベース(JOIS)の検索による特定技術分野の技術連関の指数化、以上の3点を本科研費のおかげでほぼ予定通り終了することが出来た。 これらの研究成果は、論文2本および著書1冊として7年度内に公刊することができた。まず、論文としては、林倬史が「米国技術体系の変化と技術連関」(『立教経済研究』第49巻第3号、1996年1月)、および「研究開発の国際化-IBM社のグローバルR&Dシステムを中心として-」(『産研論集』関西学院大学、第23号、1996年3月)に研究成果を発表している。さらに、著書として研究分担者の菰田文男氏(埼玉大学)に加えて、さらに西山賢一・金子秀(埼玉大学)に参加してもらい『情報通信と技術連関分析』(中央経済社、1996年2月)を公刊することが出来た。本書では、分析の理論的枠組みを菰田文男(第2章)が担当し、林倬史が具体的実証を第2章(「技術基盤のソフト化と競争力のパラダイム転換」)及び第3章(「露光技術の技術連関分析」)で試みている。本科研費で試みている分析手法は国際的にもはじめての試みに、企業レベルへの技術連関分析の適用は、世界的にも注目されるものと期待している。 平成8年度には、7年度に行ってきた科学技術論文の検索に加えて、特許件数のデータベースであるPATORISの検索を開始し、技術連関指数化をさらに緻密なものに仕上げていく予定である。
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Research Products
(4 results)
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[Publications] 林倬史: "米国技術体系の変化と技術連関" 『立教経済研究』. Vol.49 No.3. 57-74 (1996)
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[Publications] 林倬史: "研究開発の国際的展開-IBM社のグローバルR&Dシステムを中心として-" 『産研論集』(関西学院大学). 23. 47-63 (1996)
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[Publications] 林倬史・陳炳富共編著: "『アジアの技術発展と技術移転』" ミネルヴァ書房, 260 (1995)
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[Publications] 林倬史、菰田文男、西山賢一、金子秀共著: "『情報通信と技術連関分析』" 中央経済社, 203 (1996)