1996 Fiscal Year Annual Research Report
X線観測から探る活動的銀河中心核の統一像とその進化
Project/Area Number |
07454040
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
粟木 久光 京都大学, 大学院・理学研究科, 助手 (30252414)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小山 勝二 京都大学, 大学院・理学研究科, 教授 (10092206)
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Keywords | 活動的銀河中心核 / スターバースト / X線 |
Research Abstract |
1)2型セイファート銀河のX線観測 「あすか」衛星を用い、Mkn463E,NGC2110の観測を行なった。その結果、これらの天体から隠された中心核が見つかった、これは活動的銀河中心核の統一モデルと一致する。ただし、細部については統一モデルを修正する必要があることがわかった(Hayashi et al.1996,PASJ48,219.Ueno et al.1996 PASJ48,389)。 これまでに我々が「あすか」AO3までに観測した天体10数個について解析を行なった。観測した天体は、[OIII]の輝線強度の強いもの、偏光分光観測で中心核の存在が指摘されているものである。その結果、観測した全ての天体から隠された中心核が発見された。この結果からすべてのセイファート2型銀河が隠された中心核を持っている可能性を示唆する。隠している物質の量は水素の柱密度にしておよそ10^<23>cm^<-2>である。この観測の結果は、IAU symposium 159で招待講演で発表した(ASP conf Seris,vol 113,1997,p44)。 2)「AGNとスターバーストの関連」 AGNとスターバースト活動性の量を持っていると言われていたNGC1808をX線で観測したが、この天体からAGN成分を見つけることができず、スターバースト活動性が卓越していることがわかった(Awaki et al.1996,PASJ 48,409)。スターバースト銀河M82については、欧文雑誌に投稿し、現在審査中である。
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Research Products
(5 results)
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[Publications] I.Hayashi: "X-Ray Observations of NGC 2110 with Ginga and ASCA" Publ.Astron.Soc.Japan. 48. 219-229 (1996)
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[Publications] S.Ueno: "Detection of Hard X-Ray Emission from Mkn 463E" Publ.Astrun.Soc.Japan. 48. 389-394 (1996)
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[Publications] H,Awaki: "ASCA Observations of NGC 1808" Publ.Astron.Soc.Japan. 48. 409-416 (1996)
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[Publications] H,Matsumoto: "Discovery of an Abundance Gradient in the Gentral Region of the Virgo Cluster" Publ.Astrun.Soc.Japan. 48. 201-210 (1996)
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[Publications] H,Awaki: "ASCA Observations of Seyfert 2 Golaxies" ASP Conference Series. 113. 44-51 (1997)