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1995 Fiscal Year Annual Research Report

陽子陽子衝突実験に用いるミューオントリガーチェンバーの開発研究

Research Project

Project/Area Number 07454053
Research Category

Grant-in-Aid for General Scientific Research (B)

Research InstitutionKobe University

Principal Investigator

武田 廣  神戸大学, 理学部, 教授 (30126114)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 小林 富夫  東京大学, 素粒子物理国際研究センター, 教授 (50126059)
横山 千秋  神戸大学, 理学部, 助手 (30093537)
Keywords陽子陽子衝突実験 / Thin Gap Chamber / ミューオントリガー
Research Abstract

小型のThin Gap Chamber(TGC)を試作し、基本的な動作特性を確認した。特にチェンバーガスに関して、従来から用いられてきた二酸化炭素とn-ペンタンの混合ガスに換えて、ドリフト速度の大きいCF_4とイソブタンの混合ガスをテストし、時間分解能の向上が得られた。陽子陽子衝突実験においては、ビームとビームの衝突時間間隔が約25nsと極めて短く、衝突バンチ識別のためにはできるだけ時間分解能の良いチェンバーが要求される。しかし、新しい混合ガスでは、検出効率が約98%とやや低いことも明らかになった。この2%程度のロスは、CF_4による電離電子の捕獲のためと考えられ、検出効率を上げるために、他のガスを少量混ぜることや、チェンバー・ジオメトリでの調整などが検討されている。従来の混合ガスは検出効率はほぼ100%であるものの、時間分解能が劣る。両者の混合ガスの選択は、物理からの測定器への要請、チェンバーの長期安定性、ガスの取扱の容易さなどを勘案して決定される予定である。
チェンバー信号の周波数解析を行い、前置増幅器に要求される周波数特性の目安を見積もった。
更に、TGCの電馬シミュレーションを行い、時間分解能や波高分布の実験データをうまく再現することが確認され、今後のチェンバー・パラメータの決定に役立つと期待される。

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] Y. Arai et al.: "Timing optimization of thin gap chambers for the use in the ATLAS muon endcap trigger" Nuclear Instruments & Methods in Physics Reserach A. 367. 398-401 (1995)

URL: 

Published: 1997-02-26   Modified: 2016-04-21  

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