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1995 Fiscal Year Annual Research Report

I-VII族化合物のヘテロ成長と特性の研究

Research Project

Project/Area Number 07455002
Research Category

Grant-in-Aid for General Scientific Research (B)

Research InstitutionThe University of Tokyo

Principal Investigator

斉木 幸一朗  東京大学, 大学院・理学系研究科, 助教授 (70143394)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 島田 敏宏  東京大学, 大学院・理学系研究科, 助手 (10262148)
Keywordsイオン結晶 / 分子線エピタキシ- / 極性表面 / 表面超構造
Research Abstract

MBE装置に直結する真空紫外分光システムを平成7年度分の助成を受けて製作し、現在、超高真空装置との接続、調整をおこなっている。一方、既存の装置を利用しておこなっている銅ハライドエピタキシャル膜表面の原子構造、電子構造の解明には大きな進展が見られた。ガリウム砒素(111)基板に成長した銅ハライドは、基板の極性を反映してGa面上には銅ハライドのCu面が、またAs面上には銅ハライドのハロゲン原子面が現われることを、表面敏感オージェ電子分光、低速電子線エネルギー損失分光により明らかにした。また反射高速電子線回折による表面構造の観察から、銅ハライドのCu面は2x2超構造が、ハロゲン原子面は1x1構造になることを見いだした。(111)Cu面の2x2超構造は従来GaAs(111)Ga面に見いだされているvacancy bickling model、すなわち2x2のユニットセル内の4つの金属原子のうち一つが抜ける、により良く説明される。このことはイオン性が大きな銅ハライド表面においても、ダングリングボンドの概念が成り立つことを示していると考えられる。15EA02:さらにアルカリハライド(111)極性面の成長に関しては現在までに大きな手がかりが得られている。従来ガリウム砒素の(111)基板上に、格子整合性の良い塩化ナトリウムを成長させると安定な(100)面を表したファセットが多数表面に形成され、目的とする(111)面は現われなかった。しかしながら、アルカリハライド(111)面の上にまず銅ハライドを成長させ、その上に塩化ナトリウムを成長させると、回折像で見る限りかなり平坦な(111)面が成長することが明らかになった。また、その表面のエネルギー損失スペクトルは通常の(111)面とは異なり金属的な兆候を現している。現在、その確認および補助実験をおこなっている。

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] N.Nishida: "Heteroepitaxy of CuCl on GaAs and Si substrates" Surface Science. 324. 149-158 (1995)

URL: 

Published: 1997-02-26   Modified: 2016-04-21  

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