1996 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
07455014
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Research Institution | Meijo University |
Principal Investigator |
安藤 義則 名城大学, 理工学部, 教授 (30076591)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大河内 正人 名城大学, 理工学部, 講師 (50076626)
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Keywords | カーボンナノチューブ / 熱処理 / 分析電顕 / 赤外線放射加熱 / 加熱精製 |
Research Abstract |
本研究課題に関する成果としては、作製したカーボンナノチューブを真空度があまり高くない真空中(〜10^<-4> Torr)で、タングステンヒ-タを用いて約250℃に加熱すると、カーボンナノチューブの表面全体に複雑なコーティングがなされることが分かった。分析電顕による解析で、WとOの存在が確認された。低真空中でタングステンヒーターを加熱したため、昇華しやすい酸化タングステンができ、それがナノチューブに付着して再成長したように見えるものと考えられる。モルノフォロジーとしてはそれと類似した太くなったカーボンナノチューブが、全く熱処理しないときでも、アーク電流が多いときや、雰囲気ガスの圧力が高いときに、作製した直後のカーボンナノチューブ表面に見られる場合があることがわかった。 ごく最近、雰囲気ガスとしてH_2ガスを用いて蒸発を行うと、細くて長い良質のカーボンナノチューブが得られることがわかった。その場合、ナノチューブに混入するナノ粒子の割合も非常に少なく、大変望ましい試料であることが明らかになった。また、その試料を空気中で赤外線放射加熱装置を用いて、約500℃に30分間加熱することによって、ナノ粒子が完全に除去できることもわかった。さらに、アーク放電による蒸発の際、放電が安定して生じている1分間くらいは、陰極上に生じるナノチューブの方位が電気力線の方向にそろって、一方向に並んだカーボンナノチューブが体積にして1mm^3のオーダー得られることがわかった。この量は、従来のナノチューブの大量製法で得られたものに比べてけた違いに多いことから、物性測定あるいは電子材料としての応用が期待される。
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[Publications] X.Zhao: "Morphology of Carbon Nanotubes Prepared by Carbon Arc" Jpn. J. APPL. Phys.35. 4451-4456 (1996)
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[Publications] M.Ohkohchi: "Metallic Oxide Catalyzed Growth of Carbon Nanotubes" Fullerene Sci. Tech.4. 977-988 (1996)
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[Publications] M.Wang: "Carbon Nanotubes Grown on the Surface of Cathode Deposit by Arc Discharge" Fullerene Sci. Tech.4. 1027-1039 (1996)
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[Publications] Y.Ando: "Regrowth of Carbon Nanotubes and Nanoparticles" J.Cryst. Growth. 166. 888-892 (1996)
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[Publications] Y.Ando: "Production of Petal-like Graphite Sheets by Hydrogen Arc Discharge" Carbon. 35. 153-158 (1997)
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[Publications] X.Zhao: "Preparation of High-Grade Carbon Nanotubes by Hydrogen Arc Discharge" Carbon. (in press).