1997 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
07455069
|
Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
冨山 哲男 東京大学, 大学院・工学系研究科, 助教授 (60197944)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
梅田 靖 東京大学, 大学院・工学系研究科, 講師 (40242086)
|
Keywords | 知識集約型工学 / 機械設計 / CAD / 製品ライフサイクル / ハイパーテキスト |
Research Abstract |
本研究は、大量に集積した多様な知識(それも記号型知識のみならずメディア型知識も含む)をフレキシブルに利用していき、より多くの付加価値を創造していく知識集約型工学(Knowledge Intensive Engineering)の考え方に基づいた機械設計支援システムを実現するための基礎研究を目的としている。具体的には以下の3点に取り組んだ。 (1)記号型知識とメディア型知識のハイパーテキスト技術とネットワーク技術に基づく統合に関する基礎研究。 (2)製品のライフサイクル全体にわたる知識を扱うための基礎研究。 (3)知識集約型機械設計支援システムの基礎技術とプロトタイプシステムの研究開発。 既に平成7、8年度に(1)および(3)に関しては、ハイパーテキスト対応型設計ドキュメントシステムを構築した。このシステムは、製品のライフサイクル全体に関する記号型、メディア型知識を統一的に扱うハイパーテキスト型設計ドキュメントシステムである。これは当研究室で既に開発した知識集約型機械設計支援システムの操作履歴を、ハイパーテキスト記述言語であるHTML文書として作成、編集、保存できるシステムであり、ParcPlace社製VisualWaveシステム上で稼働している。平成9年度には、このシステムの改良を行うとともに、インターネット上でWEBブラウザなどを利用して分散した設計者がこの文書にアクセスして設計を実行することも可能にした。 また、(2)に関しては、平成8年度にライフサイクル知識の具体例(例えば設計、生産、リサイクル等に関する知識)を例題的に文書として収集し、平成9年度には上記システム上で利用可能にした。それによってケーススタディを行い、知識集約型機械設計支援システムの考え方の有効性を示すことが出来た。
|
Research Products
(2 results)
-
[Publications] Yutaka Nomaguchi: "A Hyper text-based Design Documentation System for the Knowledge Intensive Engineering" Proceedings of CIRP 1997 International Design Seminar on Multimedia Technologies for Collaborative Design and Manufacturing. 230-239 (1997)
-
[Publications] 野間口 大: "設計過程文書化システムの展開" 1997年度 精密工学会 秋季大会 学術講演会論文集. 124- (1997)