1995 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
07455235
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (B)
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Research Institution | Toyo University |
Principal Investigator |
藤井 弘義 東洋大学, 工学部, 講師 (10058141)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
安岡 正人 東京大学, 工学部, 教授 (20058043)
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Keywords | 歩行 / 官能評価 / 静的 / 動的加振 / 感覚 |
Research Abstract |
平成7年度は住宅に使用される床工法1)点支持(木質系置床)、2)線支持(木根太)、3)面支持(木質系直張床、ジュータン)等に分類した材料について、事前に行った静的変型量、動的加振応答実験に加えて、今回導入したレーザー変位センサー等により、小さな変位荷重についても実験を行った。また、官能評価実験を元に荷重変位量と評価語との相関や評価語間の相関を取って検討を加えている。 静的荷重実験 1)一点荷重、同点変位応答、2)一点荷重、多点変位応答の検討では面支持である直張床には、床衝撃遮断性能を向上させるために多くのスリットが中間の合板に施しているため剛性が小さく、荷重点だけが局部的に沈み込むのに対し、点支持型である2重床では構造材の剛性により、載荷点を中心に広くたわみが生じている事がわかる。 動的加振実験 数種類の大きさのハンマーを使用して、衝撃力によるインピーダンスを測定して、直張床では100Hz以下でバネ主体の動きをしていること、置き床では複雑な共振系を有している。動的な衝撃特性から評価指標を求める場合、周波数帯域で分けて、(1)5Hz以下の振幅、(2)5〜100Hz以下の振幅。(3)全体の位相特性で1)体重移動による変位・変化、2)底硬さ、揺れ、3)粘性、減衰に対応させることが出来ると考えた。 官能試験 1)歩行・佇位の感覚、2)床に座ったときの感覚、3)床に座ったときに周りを人が歩いたときの感覚等の相関では歩行、床座り時の「やわらかさ」について各床の比較で木質系直張り床では歩行時に柔らかく感じて、ジュータンではばらつきが大きくなっているなどの評価をしていることなどがわかって来た。
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