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1997 Fiscal Year Annual Research Report

歩行感等床の居住性に関する研究

Research Project

Project/Area Number 07455235
Research InstitutionTOYO UNIVERSITY

Principal Investigator

藤井 弘義  東洋大学, 工学部・建築学科, 講師 (10058141)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 安岡 正人  東京理科大学, 工学部・建築学科, 教授 (20058043)
Keywords歩行 / 静的載荷 / 動的加振 / 官能 / 足のインピーダンス
Research Abstract

建築物において最も重要な部位である床は人体との関係でも接触環境として特別な存在である。床には耐荷重性など様々な性能が要求されるが、本研究は歩行感などの接触感を中心とした居住性能の評価構造を明らかにすることを目的として行われたもである。
研究内容を大別すると、床の物理両特性の測定・解析、床の官能評価試験・解析、人体の力学的特性の測定・解析、並びにそれらの相関分析となる。
床の物理量については、静的載荷試験によって各種床仕上げ構造の非線形な荷重-変位ヒステリシス特性を定量化すると共に、動的衝撃加振試験によって複素インピーダンス特性を測定し、両者の相関分析を行い、床仕上げ構造の力学的モデルを解析した。
床の官能評価については、柔らかさなど感覚量的因子と好みなど心理評価因子を適宜含む評価語用いたSD法によって、性別、年齢別構成を配慮した被験者実験を行った。相関分析の結果、やわらかさと好みには極値を持つ関係のあることなどが明らかになった。
人体の力学的特性については、足裏等各部の振動感覚閾値を測定し、踵の感度の良いことを明らかにした。また踵の動的加振時の複素インピーダンス特性を測定し、踵裏から見た人体の力学的モデルを解析した。
総合的な相関分析によって、柔らかさや好みなどの官能評価と各種物理量との相関性を検討した結果、次のような知見が得られた。
柔らかさの評価は、床の種類を限れば単純なバネ常数と良い対応を示すが、絨毯、畳、木根太床、木質系防音直床、防音二重床、Pタイル等ワイドレンジになると、バネ定数に非線形を考慮したパラメータを付加する必要があり、更にバネ定数に加えて粘性や質量を反映できる動的複素インピーダンス(250Hz Oct.)との対応の良いことが明らかになった。好みについても一定の関係が得られているが、年令、足の硬さなど個人差の要因が無視できない。

  • Research Products

    (2 results)

All Other

All Publications (2 results)

  • [Publications] 藤井 弘義 他: "住宅の床仕上げ材の遮音性能と歩行感に関する研究・その9・その10" 日本建築学会大会講演梗概集(環境工学). 大会. 175-178 (1997)

  • [Publications] 藤井 弘義 他: "集合住宅の床仕上げ材の遮音性能と柔らかさ・歩行感に関する研究・その7・その8" 日本音響学会講演梗概集. 885-887 (1997)

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Published: 1999-03-15   Modified: 2016-04-21  

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