1995 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
07455264
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (B)
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Research Institution | Shinshu University |
Principal Investigator |
遠藤 守信 信州大学, 工学部, 教授 (10021015)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
押田 京一 長野高等専門学校, 電子情報工学科, 助教授 (90224229)
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Keywords | レーザ照射 / 新炭素体 / 高分子フィルム / FE-SEM / X線回折 / 高分解能TEM / 格子像 |
Research Abstract |
従来、炭素材料は主に電気炉等で熱処理を施すことによって調製され、その物性について広く研究が展開されてきた。レーザ照射による炭素体の調製は、急速炭化という点で従来の熱分解プロセスと大きく異なり、新物質探索の上で極めて興味深いものである。すなわち本研究ではレーザ加熱の方法で新炭素体の調製を目的とし、従来の方法である熱処理法と比較検討しながら、その基礎物性の評価とその応用の可能性を提案することである。前駆体として各種高分子フィルムを用い、それぞれに異なるパワーのレーザを照射し、また照射時間を変化することによって新規の炭素体を調製した。このプロセスによると大気中での炭化が可能である。照射部分の雰囲気を大気中のみならず不活性ガスについても同様な実験を行い、その炭素化における相違点を検討した。主にポリイミドを前駆体とした炭素体について、その物性を明らかにするべく研究を進めている。FE-SEMを用いレーザ照射面を観察すると、急速炭化のためと思われる特徴的な構造が確認され、またX線回折やXMA、ρ-T特性などを用いてその基礎物性を詳しく解析しているところである。来年度はレーザを照射したポリイミドの物性の解明を引き続き進めるとともに、これらによって調製した炭素体により、電気二重層キャパシタ用電極材料への応用を目指す方針である。
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Research Products
(6 results)
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[Publications] 遠藤守信: "ピッチ系炭素繊維の高分解能SEM像への画像解析の応用" 電気学会論文誌C. 115巻. 465-474 (1995)
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[Publications] 遠藤守信: "気相成長炭素繊維を負極に用いるリチウム二次電池とTEMによる動作メカニズムの解析" 電気学会論文誌A. 115巻. 349-356 (1995)
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[Publications] K.Oshida: "Analysis of pore of activated carbon fibers using high resolution transmission electron microscopy and image processing" Journal of Materiajs Recerch. Vol.10. 2507-2517 (1995)
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[Publications] 遠藤守信: "炭素繊維電極による交感神経活動の計測と画像処理法を用いたスペクトル解析" 電気学会論文誌C. 115巻. 1397-1402 (1995)
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[Publications] 遠藤守信: "炭素繊維の大気中における通電焼断" 炭素. No.171. 30-35 (1996)
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[Publications] 遠藤守信: "Lithium Storage Behavior for Various Kinds of Carbon Anodes in Liion Secondary Battery" The Journal of Physics and Chemistry of Solids. (in press).