分岐理論による、RC構造の剪断2次破壊メカニズム並びに破壊速度の解明

1995 Fiscal Year Annual Research Report

• Project/Area Number: 07455423
• Research Category: Grant-in-Aid for General Scientific Research (B)
• Research Institution: Nagoya University
• Principal Investigator: 田辺 忠顕 名古屋大学, 工学部, 教授 (50144118)
• Co-Investigator(Kenkyū-buntansha): 桧貝 勇 山梨大学, 工学部, 教授 (70115319) ; 二羽 淳一郎 名古屋大学, 工学部, 助教授 (60164638)
• Keywords: 最大荷重点 / 変形の急変点 / 剪断2次破壊 / 固有値 / 分岐点 / 破壊速度 / RC橋脚 / ジャンプ条件

Research Abstract

鉄筋コンクリート構造の高度化利用例えば、高圧力容器構造物、高地下水圧を受ける構造物(例えば水中トンネル、大深度地中構造物)などの本格的な利用を考える場合には、破壊によって発生する気体あるいは液体の爆発的な侵入或いは流失を防ぐとともに、破壊の進行速度を十分に制御する必要があり、構造物のポストピーク性状の正確な予測が不可欠となる。ポストピーク挙動の研究については、理論研究はその難しさから最近にその端緒が築かれたばかりであるのが現状であって、本研究では、まず解析的にそのせん断2次破壊を主とするポストピーク挙動を明らかにし実験との対比を試みて実証する。破壊速度については、今回の地震破壊も視野に入れ、衝撃破壊を主として検討する。出来れば水圧あるいは空気圧なも含める可能性を残しておきたい。
本研究は以上のようなに最終的にはコンクリート構造のせん断2次破壊および剪断破壊速度を理論的に正しく予測することを目的とする

Research Products

• [Publications] Yu,Guo-xiong: "The Analysis of Localized Failure of Reinforced Concrete Shear Wall" コンクリート工学年次論文報告集. 17. 1257〜1262 (1995)
• [Publications] 土橋 文彦: "局所化を考慮したコンクリートはりの有限要素解析に関する基礎的研究" コンクリート工学年次論文報告集. 17. 1223〜1228 (1995)
• [Publications] Yu,Guo-xiong: "The Finite Element with Inner Linkage Rods" コンクリート工学年次論文報告集. 17. 1347〜1352 (1995)
• [Publications] 飯田 敬一: "RCポックスカルバ-ト構造の終局変形挙動に関する解析的研究" コンクリート工学年次論文報告集. 17. 475〜480 (1995)
• [Publications] 中村 光: "せん断補強筋を有するRCはり断面のせん断耐荷力に関する解析的研究" コンクリート工学年次論文報告集. 17. 785〜790 (1995)