1995 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
07455441
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (B)
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Research Institution | Kurashiki University of Science and the Arts |
Principal Investigator |
萬代 忠勝 倉敷芸術科学大学, 産業科学技術部, 教授 (80131621)
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Keywords | パラジウム触媒 / 炭酸プロパルギルエステル / 一酸化炭素 / カルボニル化 / アレンエステル / グリシノエクレピンA |
Research Abstract |
グリシノエクレピンAは大豆シスト線虫の孵化を促進することで知られている。このグリシノエクレピンAの右セグメントを、1ーメントンを原料として合成することを計画した。はじめに、1ーメントンをジクロロメタンを溶媒として、室温下m-CPBAで処理して7員環ラクトンに高収率で変換した。このラクトンをテトラヒドロフランを溶媒に用いて、-78℃でリチウムへキサメチルジルラジドを塩基として作用させてカルバニオンを調製した後、ヨードメタンを加えることにより、高立体選択的にメチル基を導入できた。続いて、テトラヒドロフランを溶媒として、-78℃でナトリウムヘキサメチルジシラジドを塩基に用いてカルバニオンを調製した後、2-ブロモプロパンで処理してアリル基を導入することができた。このジアルキル化は高立体選択的に進行し、結果的に極めて効率良くシスジメチル体とすることができた。このジアルキル化されたラクトンを、トルエンを溶媒としてトリメチルアルミニウムとジメチルアミン塩酸塩から調整したアミド化材と共に加熱還流することにより、ラクトン部をジメチルアミドとして開環した。更に、オレフィン部を四酸化オスミウムとメタ過ヨウ素酸ナトリウム系で酸化開裂してアルデヒドに変換した後、エチレングリコールによりアセタール化した。また、2級アルコール部をTPAPで酸化してケトンに変換した。これを-78℃でリチウムジイソプロピルアミドを塩基に用いてエノレートを発生させた後、TBDMSCIで処理して、シリルエーテル体に変換した。これをm-CPBAにより酸化することによりケトールに導き、続いてメタ過ヨウ素酸ナトリウムで酸化開裂してアルデヒドを調製した。
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