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1996 Fiscal Year Annual Research Report

殺虫タンパク遺伝子導入による食害抵抗性芝草の開発

Research Project

Project/Area Number 07456002
Research InstitutionChiba University

Principal Investigator

浅野 義人  千葉大学, 園芸学部, 助教授 (30151046)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 藤家 梓  千葉県農業試験場, 生物工学研究室, 室長
Keywords殺虫タンパク遺伝子 / 遺伝子導入 / 芝草 / パーティクルガン
Research Abstract

植物のintact cellへ直接、遺伝子導入が可能な新たな導入法であるparticle gunを用いた方法に関し、gus遺伝子による導入効率の向上を検討した結果、プラスミドDNAのパーティクルへの吸着法、パーティクルサイズ、ターゲット細胞用培地の浸透圧、等の調節、改善により、従来法の6-7倍の高い効率で芝草培養細胞への遺伝子導入が可能となった.現在、この条件下でstableな形質転換を進めている.エレクトロポーション法により既に得られている多数のベントグラスの形質転換個体について、PCR、PCR-サザン法により導入遺伝子の解析を行った結果、目的の遺伝子(bt)とマーカー遺伝子(bar)とを別々のプラスミドによりco-transformする方法より、両遺伝子をタンダムに連結し、単一のプラスミドを用いて導入する方法の方が、導入効率が約3倍高いことが認められた.bt遺伝子(wild-type)の導入が確認された個体についてシバツトガ幼虫による耐虫性の生物検定を繰り返し行ったが、明かに耐虫性を示す形質転換体を選抜することはできなかった.また、ウエスタン法による解析でも現在までに目的のタンパクは検出されていない.導入遺伝子の発現を高める目的で、幾つかの改変プロモーターを用いてgus活性を比較したところ、CaMV35Sプロモーターのエンハンサーを多数重複させ、更にΩ配列を挿入した場合等に非常に高い発現が認められた.従って、これらの高発現プロモーターを用いてbt遺伝子を再構築し、導入を試みる予定である.コード領域のコドン改変による合成bt遺伝子に関しては、全塩基配列の解析結果から、コード領域を7ブロックに分け、各ブロック毎に翻訳効率が高まるようなコドンのタイプへの改変を進めている。

  • Research Products

    (2 results)

All Other

All Publications (2 results)

  • [Publications] Yoshito Asano et.al.: "Cytokinin and thiamine requirenetns and stimulative effects of riboflavin and α-ketoglutaric acid on embryogenic callus induction from the seeds of Zoyrio japonica." Journal of Plant Physiology. 149(3/4). 413-417 (1996)

  • [Publications] Yoshito Asano et.al.: "Herbicide resistant transgenic creeping bentgrass plants efficlently obtained by electroporation using an eletered buffer." Plant Gll Reports. 16(in press). (1997)

URL: 

Published: 1999-03-08   Modified: 2016-04-21  

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