1996 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
07456114
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
内野 敏剛 九州大学, 農学部, 助教授 (70134393)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中司 敬 九州大学, 農学部, 助教授 (50128055)
河野 俊夫 九州大学, 農学部, 助手 (60224812)
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Keywords | 農産物 / 物理化学 / 調製加工 / シミュレーション / 乾燥 / 吸湿 / 通風抵抗 / 呼吸速度 |
Research Abstract |
平成7年度に得られたデータと本年度のデータにより、サツマイモの乾燥、小麦充てん層の通風抵抗、籾と小麦の呼吸、精白米の吸湿に関するシミュレーションを行った。 (1)サツマイモの乾燥:サツマイモでは乾燥に伴う収縮を考慮すれば、恒率、減率第1段、減率第2段の乾燥期間がみられ、修正恒率、減率第1段、第2段の乾燥方程式を適用して計算した結果、含水率の計算値と実測値は非常によく一致した。 (2)小麦充てん層の通風抵抗:小麦の含水率と空塔風速を変化させ、充てん層内の静圧を測定し、通風抵抗は含水率依存性があることを確認した。また、Ergunの圧力降下式を導入して、小麦の含水率から層内の通風抵抗を推算することを試み、計算値は測定値と高い適合性を有することを明らかにした。 (3)籾と小麦の呼吸:含水率と穀温を変化させ、籾と小麦が発生する二酸化炭素ガス濃度を測定し、両穀物とも穀温に対し指数関数的に増加する傾向を持つことを示した。また、籾については含水率に対しても指数関数的な増加傾向がみられるが、小麦では含水率によりその増加傾向が異なることを明らかにした。また、呼吸速度が温度に対しArrhenius式に従うこと、含水率に対しては籾と小麦で傾向が異なることを考慮して新しい実験式を提案した。 (4)精白米の吸湿:一次元熱・物質移動方程式を用い、厚層における精白米の吸湿時の含水率、穀温、気温、相対湿度を予測するモデルを開発した。このモデルによる計算値は72時間までの実測値とよく一致した。
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Research Products
(4 results)
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[Publications] 河野俊夫・中野浩平・喜田環樹,他: "赤外線ガス分析計による籾・小麦の呼吸特性の測定" 農業機械学会誌. 58(6). 21-29 (1996)
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[Publications] 小出章二・村田 敏・内野敏剛,他: "小麦充てん層の通風抵抗に関する研究" 農業機械学会誌. 58(6). 111-117 (1996)
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[Publications] S.Koide,S.Murata,T.Uchino,et al.: "Drying Characteristics of Sweet Potato" J.Fac.Agr.,Kyushu Univ.41(1-2). 125-132 (1996)
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[Publications] S.Murata,K.S.P.Amaratunga,et al.: "Simulation of Moisture Adsorption by Polished Rice in Deep-Bed" Food Sci.Technol.,Int.2(2). 86-91 (1996)