1996 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
07457047
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
渡邊 照男 筑波大学, 基礎医学系, 教授 (40037396)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
原岡 誠司 筑波大学, 基礎医学系, 助手 (40251053)
下釜 達朗 筑波大学, 基礎医学系, 講師 (50170999)
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Keywords | 動脈硬化 / 高脂血症 / ヌードラット / Tリンパ球 / マクロファージ / 内皮細胞 / 立体培養 / エンドセリン |
Research Abstract |
1.高脂血症ラット・モデルを用いた動脈硬化発生における免疫生物学的機序に関する研究: (1)Tリンパ球が欠如したヌードラットに高脂血症を負荷し、その際発生する大動脈病変の性状を、病変好発部位である腹腔動脈分岐部周囲の病変に焦点を合わせ、病変を構成するマクロファージの泡沫化の程度を画像解析により検討したところ、Tリンパ球の欠損によりマクロファージの泡沫化が促進していることが判明した。(2)動脈硬化発生早期の重要な現象であるマクロファージ及びTリンパ球の内皮細胞への接着と内膜への浸潤における接着蛋白の役割を高脂血症ラット・モデルで検討し、ICAM-1/LFA-1系が重要な役割を果たしている可能性を支持する結果を得た。 2.3次元立体培養装置をによる脂肪斑形成過程に関する研究:内皮細胞由来のエンドセリン(ET-1)は単球/マクロファージの走化因子として、平滑筋細胞に対しては増殖因子として作用する。3次元立体培養装置による検討により内皮細胞のET-1産生には極性があり、内腔側のみならず内膜側に向かう強い分泌極性を示すことが判明した。さらに、動脈硬化発生に関係の深い酸化LDLがET-1産生に促進的に作用していた。 ヒト動脈硬化内皮細胞に特異的に発現している遺伝子の候補として、約100個のDNAのシーケンスを完了し、その中で20個の未知遺伝子を得たので、現在、RT-PCRによりmRNAの発現を比較検討している。
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[Publications] Watanabe,T et al.: "Inflammatory and immune nature of atherosclerosis." Int.J.Cardiol.54. s25-s34 (1996)
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[Publications] Matsumoto,S et al.: "Molecular cloning of rabbit matrix metalloproteinase-2 and its broad expression at several tissues." Bioch.Biophys.Acta. 1307. 137-139 (1996)
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[Publications] Uyama,H et al.: "Diet-induced hypercholesterolemia increases endothelin-1 release by aortic endothelial cells." Pathobiology. (in press).
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[Publications] Bobryshev,Y.V et al.: "Ultrastructural evidence for association of vascular dendritic cells with T-lymphocytes and B-cells in・・・・・・" J.Subnicrosc.Cytol.Pathol.(in press).
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[Publications] Haraoka,S et al.: "Role of T lymphocytes in the pathogenesis of atherosclerosis:Animal studies using athymic nude rats." Ann.N.Y.Acad.Sci.(in press).