1995 Fiscal Year Annual Research Report
早期発症型家族性アルツハイマー病の原因遺伝子の単離
Project/Area Number |
07457156
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (B)
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
三木 哲郎 大阪大学, 医学部, 助教授 (00174003)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
紙野 晃人 大阪大学, 医学部・附属病院, 医員
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Keywords | 家族性アルツハイマー病 / 遺伝子解析 / アルツハイマー病 |
Research Abstract |
日本人の早期発症型FADのうちAPPに原因遺伝子がないと考えられる11家系を対象として連鎖分析と連鎖不平衡の検討を行うと、D14S43からD14S77までの付近にAD3遺伝子が存在すると考えられた。この領域を含むYACクローン797d11(約900kb)から、効率よくSTSを単離するために、Representative Difference Analysis(RDA)法を採用した。具体的には、797d11をテスターとし、ドライバーは酵母とYACのベクターのみから由来するDNAとした。テスターからドライバーを引き算する方法である。Sau3Alライブラリーから、合計25種のSTSを単離した。決定した総塩基配列数は、9,429pbであった。25種のうち9種が、AluやLINEの反復配列を含んでいた。BgIIIライブラリーから、合計15種のSTSを単離した。決定した総塩基配列数は、6,203bpであった。15種のうち4種が、AluやLINEの反復配列を含んでいた。 最近、AD3座位から細胞膜を7回貫通する蛋白が早期発症型FADの原因遺伝子(S182)として同定された。本遺伝子の変異は、白人家系で20種以上報告されているが、日本人家系でも4家系で、4種の異なる変異が発見された。このことより、S182がFADの原因遺伝子であることは間違いないと考えられた。現在のところ、S182の機能は、受容体なのか、イオンチャンネルなのか不明である。今回、STSを単離した797d11のヒトゲノム部分は、0.9Mbであったが、残念ながら、S182そのものを含んでいなかった。しかし、RDA法で、約15.5kb(0.9Mbの1.7%)のゲノム部分の塩基配列を決定し、さらに40種のSTSを効率よく単離したことは意義がある。
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Research Products
(3 results)
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[Publications] Kamino K,Nagano K,Katsuya T,at al: "Liukage and haplotype amalysis of familial Alzheimer′s disease in Japanese population" Jpn.J.Hum.Genet.40. 229-241 (1995)
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[Publications] Kamino K,Yoshiiwa A,Nishiwaki Y,et al: "Genetic association study between senile dementia of Alzheimer′s type and APOE/CVC_2 gene cluster" Geronfology. (印刷中).
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[Publications] Nishiwaki Y,Kamino K,Yoshiiwa A et al: "Mutational screening of APP gene in patients with larly-Onset Alzheimer′s disease utilizing mismatched PCR-RFLP" Clin.Genet.(印刷中).