1997 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
07457189
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Research Institution | Tokyo Medical and Dental University |
Principal Investigator |
西岡 清 東京医科歯科大学, 医学部, 教授 (20077647)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
松永 剛 東京医科歯科大学, 医学部, 助手 (50239050)
佐藤 貴浩 東京医科歯科大学, 医学部, 講師 (30235361)
片山 一朗 東京医科歯科大学, 医学部, 助教授 (80191980)
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Keywords | ランゲルハンス細胞 / 遊走因子 / サイトカイン / ケモカイン / 培養因子 / 接触アレルギー |
Research Abstract |
(1)感作リンパ節田米のLC遊走因子の検出 リンパ節細胞が産生するランゲルハンス細胞遊走因子の産生機構を解析するためボイデンチェンバ変法-を用いてマウスLCの感作リンパ節細胞培養上清中の遊走因子を解析してきた。その結果、TNCBでマウス経皮感作24時間後のリンパ節上清中にその因子が最も多く含まれていること、HPLCによる解析で上清中のLCの遊走因子は分子量が45-68Kdであり抗TNF-α抗体、抗GM-CSF抗体でそのLCの遊走活性を阻止できないことが判った。以上のことよりリンパ節細胞由来の分子量が45-68KdのTNF-αやGM-CSF以外のサイトカインが表皮からリンパ節に誘導する可能性が示唆された。 (2)マウスLD遊走能を経時的に位相差顕微鏡にて検討 さらに、このLC遊走因子を解析するためより簡便な遊走能を測定する方法を得るため、ボイデンチェンバーを通過した細胞を位相差顕微鏡で観察したところ形態学的に樹状な細胞の93%以上がIa陽性のLCであることが証明された。ボンデンチェンバーを通過するLCを光学顕微鏡で観察する簡便な方法で現在リンパ節細胞培養上清中のマウスLC遊走因子を解析した。その結果、TNF-α,RANTES,MCP-1がLCに大して強い遊走活性があることが明らかにされた。つまり、感作リンパ節由来のLCの遊走活性のある蛋白がこれらのサイトカインのどれかである可能性が示唆された。 (3)ヒトLCの遊走抑制因子の検討 ヒトランゲルハンス細胞の遊走能をTh1,Th2タイプのサイトカインとともに培養して、ボイデンチェンバー変法でLCの遊走能の調節機構を解析した。GM-CSF,TNF-αは明らかにLCの遊走誘導因子として作用することが判った。一方、IL-4は明らかにLCの遊走能を抑制することが認められた。この抑制はIL-4に対するモノクローナル抗体で抑制されIL-4が10-100ng/mlの濃度で最も強く作用した。また、IL-4はLCのランダムミグレーションのみならずGM-CSF-αへの遊走も抑制した。さらに、このIL-4によるLCの遊走能抑制のメカニズムを解析中するためにLC上の各種の接着分子、TNF-α receptorの発現レベルをFACSで解析した。その結果、IL-4は、LC上のICAM-1,LFA-3の発現レベルを抑制しTNF-α receptor-IIの発現も抑制することが判った。
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Research Products
(8 results)
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[Publications] Yamazaki S et al.: "TNF-α,RANTES and MCP-1 are major chemoattractant of murive Lanceshas cells is the refioral bymtheodes" Experimental Deumctology. 27(in press). (1998)
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[Publications] Satoh T et al.: "Cyrls phiosplanide induces bloal and Tissue easinophiloc in contact ceusitiviy:mechanebm of haptev-induceul earimhilih recuruhit" Eur.J.Immuruel. 27. 85-91 (1997)
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[Publications] Arimura M.et al.: "Experimental study for the reuelopment of an in vihotert to contact allergen II conpauton atudey" Int Arch Allergy Immme. (in press).
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[Publications] Katayama et al.: "Blackogle of wetintotory moluules CD80 and CD86 downrejulates indnction of contat seusiticiy by haptental EC" Brit J.Dermatol.136. 846-852 (1997)
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[Publications] Yokozeki H et al.: "IFN-α differentially rejulates CD80 and CD86 expressin on human Lanyvhas cells" Brit J.Dermatol.136. 831-857 (1997)
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[Publications] Ymazaki S et al.: "Produition of chemaathatic factors of Languhnsceils by bympharpde cells in contact sessitiriy" J.Dermatol Sci. 11. 51-58 (1996)
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[Publications] 西岡清: "アトピー性皮膚炎-病態と治療(改訂版)" 医薬ジャーナル, 19-191P (1997)
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[Publications] 西岡清・宮地良樹: "専門医が語るアトピー性皮膚炎" 医学書院, (1996)