1996 Fiscal Year Annual Research Report
大腸全摘後小腸上皮でのNaチャンネル発現をめぐる分子生物学的解析と病態治療の試み
Project/Area Number |
07457266
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
佐々木 巌 東北大学, 医学部, 助教授 (60125557)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
鈴木 裕一 静岡県立大学, 食品栄養科学部, 教授 (50091707)
舟山 裕士 東北大学, 医学部・附属病院, 助手 (50192315)
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Keywords | 大腸全摘 / ナトリウムチャンネル / アルドステロン / ミネラルコルチコイドレセプター |
Research Abstract |
ラット大腸全摘モデルおよびヒトの両面から検討を行っている。 ラットにおける検討 1、ラット大腸全摘モデルの樹立と電気生理学的アプローチ 大腸全摘術後経時的に、通常認められないアミロライド感受性ナトリウム吸収機構が出現し、特異的チャンネルの遺伝子発現を伴っている。これらは、経時的にかつ部位依存的に変化し便中Na濃度と密接に関わっている。 2、血中アルドステロン値は経時的に著しく上昇する一方で、小腸上皮においてもMR遺伝子の発現が同定される。 以上の結果を踏まえ、現在ナトリウム吸収機構をつかさどるほかの分子(Na/Hexchanger、Na/K ATPase)の発現レベルや、カリウム吸収機構についても検討を開始した。 ヒトにおける検討 1、ヒトにおけるミネラルコルチコイドリセプター(MR)蛋白の発現 MR蛋白は、通常大腸のみに発現しているが、血中アルドステロン値の上昇と一致して大腸全摘術後の残存小腸上皮に経時的に発現する。 2、11-b hydroxysteroid dehydrogenase蛋白の局在と遺伝子発現 細胞内に多量に存在するグルココルチコイドを不活化しアルドステロンの細胞特異性を高める11-b hydroxysteroid dehydrogenaseは消化管上皮にも局在し、その分布は細胞分化と密接に関連する。
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Research Products
(1 results)