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1995 Fiscal Year Annual Research Report

食餌性脂質の性状が骨代謝におよぼす影響

Research Project

Project/Area Number 07457509
Research Category

Grant-in-Aid for General Scientific Research (B)

Research InstitutionHiroshima University

Principal Investigator

守本 優子  広島大学, 歯学部, 助手 (20223422)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 石塚 泰男  広島大学, 歯学部, 助手 (50274098)
森本 徳明  広島大学, 歯学部, 助手 (70253101)
Keywords脂質 / アラキドン酸 / リモデリング / 骨形態計測
Research Abstract

本研究は,アラキドン酸を産生する脂質に着目し,成長期ラットに系統の異なった脂質を含む食餌を長期間にわたって摂取させ,顎骨,長管骨における成長および骨代謝の変化をX線写真計測と組織学的骨形態計測を用いて比較検討することを目的とした。
実験対象として4週齢ウィスター系雄性ラット30匹を用い,各群10匹として3群に分け,それぞれ異なった脂質を混合した飼料を摂取させて8週間飼育した。飼料は,成分を調整した低脂肪飼料中にコーン油(コントロール群),魚清製油,バタ-をそれぞれ10%の割合で混合したものとした。実験期間中は,体重および飼料の摂取量を測定するとともに,2週間毎に頭部および脛骨のX線規格写真を撮影し,骨の成長に伴う形態変化を計測した。実験期間終了の13日前にテトラサイクリン,3日前にカルセインを投与して硬組織時刻描記を施した。実験期間終了後,下顎頭部と脛骨を採取し,片側はVillanueva bone stainを施してMMA樹脂に包埋し,非脱灰研磨標本として蛍光顕微鏡観察を行い,残り片側は脱灰薄切標本としてH.E.染色を施し,光学顕微鏡観察を行った。
組織学的所見として,植物油摂取群に比べて魚油摂取群の単位骨梁当りの破骨細胞数が減少する傾向が認められ,骨のリモデリングにおける吸収相が抑制されている可能性が示唆された。さらに,備品として購入した骨組織形態計測システムを用いて骨のリモデリング動態の定量解析を行っている。一方,骨の形態に関しては8週目までに著明な差が認められなかった。また,組織学的骨形態計測に際して,モデリング動物であるラットを用いて純粋に骨のリモデリングを評価するには7か月齢以降の試料を用いることが望ましい。そこで,実験期間を最大26週間に延長して,骨に対する影響を経時的に検討中である。

URL: 

Published: 1997-02-26   Modified: 2016-04-21  

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