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1996 Fiscal Year Annual Research Report

診察の満足度を測定する手法(日本語版MISS)の開発に関する研究

Research Project

Project/Area Number 07457553
Research InstitutionJichi Medical School

Principal Investigator

渡邉 亮一  自治医科大学看護短期大学, 助教授 (20175136)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 柏井 昭良  自治医科大学, 医学部, 教授 (30048996)
Keywords診察の満足度 / 患者満足度 / 満足度スケール
Research Abstract

本研究は,1978年にW.H.Wolfらによって開発されたMISS(Medical Interview Satisfaction Scale)が診察に対する患者の満足度を測定するための標準的な手法としてわが国でも適用可能か否かを検討することを目的として行った(MISSは,認知領域9項目,情動領域9項目,行動領域8項目の計26項目で構成された質問に,5段階のリッカート尺度で回答する質問紙調査である)。
研究の結果,まずMISSの信頼性については,全項目の合計点のα信頼性係数は0.95,領域ごとの合計点のα信頼性係数も0.80以上であり,内部一貫性はあるものと診断された。また,妥当性については,診察に対する全体的な満足度を基準として,相関係数を算出して基準関連妥当性を検討したが,診察に対する全体的な満足度と領域ごとの合計点,全項目の合計点との相関係数は,いずれも0.65以上と有意に高く,基準関連妥当性はあるものと判断された。これらの結果から,MISSは,診察に対する患者の満足度を測定するための手法として,わが国でも適用可能であることが検証された。
次に,この結果に基づいて,診察に対する患者の満足度は,患者の性・年齢,診察を担当した医師,医療施設などの要因によって差異があるか否かについて一元配置の分散分析を行って検討した。その結果,患者の性,診察を担当した医師による差異は認められなかったが,患者の年齢については,情動領域の項目の合計点に有意な差が認められた。なお,医療施設間の差異については,調査がまだ完了していないため,結果は後日報告の予定である。

  • Research Products

    (2 results)

All Other

All Publications (2 results)

  • [Publications] 渡邉亮一: "診察に対する患者の満足度を測定するための手法(MISS)に関する検討" 第34回日本病院管理学会学術総会演題抄録. 2-14 (1996)

  • [Publications] 箕輪良行: "診察満足度スケールの信頼性・妥当性の検討-日本語版MISSの開発-" 日本医事新報. 3736. 30-33 (1995)

URL: 

Published: 1999-03-08   Modified: 2016-04-21  

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