1995 Fiscal Year Annual Research Report
訪問看護に関する高度専門職業人としての看護職の教育方法に関する研究
Project/Area Number |
07457619
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (B)
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Research Institution | Chiba University |
Principal Investigator |
山岸 春江 千葉大学, 看護学部, 助教授 (40090386)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小川 三重子 千葉大学, 看護学部, 助手 (60194453)
井出 成美 千葉大学, 看護学部, 助手 (80241975)
佐藤 由美 千葉大学, 看護学部, 助手 (80235415)
鈴木 和子 千葉大学, 看護学部, 客員助教授
平山 朝子 千葉大学, 看護学部, 教授 (20110356)
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Keywords | 訪問看護 / 専門看護職 / 大学院教育 |
Research Abstract |
1)訪問看護の現状分析による訪問看護技術の課題 訪問指導事業、訪問看護ステーション、病院からの訪問看護等3つのタイプの訪問看護職の行った訪問看護実績を分析した。その結果、訪問看護援助項目には、病状観察、食事、排泄、清潔等日常生活援助、本人の精神的支援、身体的機能訓練、医学的管理に関する処置、疾病理解を促す援助、介護技術指導、家族の健康管理、家族への精神的支援、福祉制度の活用、医師との連携、福祉関係者との連携があげられた。 2)医師の訪問看護職への期待 在宅ケアを積極的に推進している医師から訪問看護婦に期待する事項について聴取した。在宅ターミナルケアは医師側も試行錯誤の段階にあり、終末期においては、患者・家族介護者の心理状態や要望を主治医に伝え、また終末期医療に係わる処置に実施等訪問看護婦を頼りにしていることがわかった。 3)訪問看護に関する教育内容 訪問看護に係わる看護職の教育として重視すべき内容を看護教員講習生対象に調べ、次の結果を得た。 1、社会福祉面、法的側面、他職種、地域住民との協力、共同できる能力、2、患者と家族に視点を広げられること、3受け手のニーズを適格に把握する能力、主体性に着目した看護を提供できる4、積極的傾聴の態度育成5、自律性、現状分析能力、責任性6、看護婦が対象に受け入れられる能力7、人間性をたかめる8、処置への対応技術 4)米国のクリニカルナ-ススペシャリストの専門コースの現況 文献によりNurse Practitionerの教育カリキュラムを入手した。その基本的考え方、要素、目的、能力について触れられており、大学院での教育過程に位置づけられている。
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