1997 Fiscal Year Annual Research Report
マルチメディア教材の情報通信による共同開発と共同利用に関する研究
Project/Area Number |
07458033
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Research Institution | Nagoya City University |
Principal Investigator |
磯本 征雄 名古屋市立大学, 自然科学研究教育センター, 教授 (10029994)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
野崎 浩成 名古屋市立大学, 自然科学研究教育センター, 助手 (80275148)
吉根 勝美 南山大学, 経済学部, 講師 (50230785)
長谷川 泰洋 名古屋市立大学, 医学部, 助教授 (90080093)
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Keywords | インターネット / ホームページ / マルチメディア / 教材管理 / 教育教材 / 学校教育 / 共同利用 / 共同開発 |
Research Abstract |
本研究は、教育現場で使利用可能な様々な教育教材の遠隔共同開発と共同利用をインターネット上で効果的に実現するシステムを設計・試作した。 本研究の動機は、インターネットが学校教育の中で普通の学習環境として取り入れられていく中で、これを教育場で有効に活用することであった。現にインターネット上には、CAI(Computer Assisted Instruction)やITS(Inteligent Tutering System)のみならず、様々な学習教材が利用可能である。さらに、教育文化施設の科学館・美術館・図書館、新聞社なで各種情報機関では、ホームページを使ってインターネット上で教材となり得る情報を提供している。本研究の成果は、学習教材の共同利用を目指して、インターネットのリンク機能を使ってこれら各種教材を集め、次のURLで呼び出せるホームページの開設に成功したことである。 http://www.infornia.ne.jp/-itous/teaching.html この中には、本研究課題の中で我々が自主開発したCAIも含まれている。 我々のインターネットによる教材遠隔共同利用の方策は、3つのモードからなる。第1は、インターネット上でそのまま直接に使える教材を対象にした“直接モード"である。これには、インターネットで利用することを目的に開発された学習教材や、科学館、美術館、情報機関で提供されているホームページがある。第2は、インターネットではサービスしていないが、スタンドアロンのパソコンで使っている学習教材を、インターネットを介してファイル転送で提供される教材を対象にした“関接モード"である。第3は、情報提供のみの“問い合わせモード"である。本研究では、こうしてモード分け有効性を実践と通して明らかにすることができた。
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Research Products
(6 results)
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[Publications] 野崎浩成: "インターネットによる美術教材データベースのサービスを目的とする感性情報処理" 電子情報通信学会論文誌. J80-D-IINo.4. 943-951 (1997)
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[Publications] 長谷川聖美: "実験的計測に基づく印象語間の類義語関係の定量的研究" 教育システム情報学会誌. 14・2. 71-82 (1997)
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[Publications] 磯本征雄: "インターネットによるマルチメディア教材の遠隔相互利用" 教育システム情報学会誌. (印刷中). (1998)
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[Publications] 野崎浩成: "日本語を科学する" 名古屋市立大学自然科学研究教育センター紀要. (印刷中). (1998)
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[Publications] 野崎浩成: "美術教材データベースのインターネット利用の可能性" 電子情報通信学会技術研究報告. ET97-9. 65-69 (1997)
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[Publications] 吉根勝美: "インターネットによる美術教材のサービス形態について" 電子情報通信学会技術研究報告. ET97-27. 7-12 (1997)