1996 Fiscal Year Annual Research Report
次世代型教育情報データベース構造と検索システム開発に関する基礎的研究
Project/Area Number |
07458038
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Research Institution | National Institute for Educational Research |
Principal Investigator |
山田 達雄 国立教育研究所, 教育情報・資料センター, センター長 (90047887)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
村瀬 康一郎 岐阜大学教育学部, カリキュラム開発研究センター, 助教授 (80150027)
吉岡 亮衛 国立教育研究所, 教育情報・資料センター, 教育情報調査室長 (40200951)
斉藤 道子 国立教育研究所, 教育情報・資料センター, 文献情報研究室長 (40162234)
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Keywords | 教材情報 / インターネット / WWW / オープンシステム / ミドルウエア / エージェント機能 / 教材提供システム |
Research Abstract |
本研究は、(1)アメリカのインターネット上に開かれた形で蓄積されている教材情報の特色の調査、及び(2)次世代型と考えられるインターネット上に開放された形のデータベースの在り方の開発研究を行い、(2)についてはプロトタイプを作成し、その使用実験を行い、以上の研究結果を報告書にまとめ刊行した。 1.アメリカのインターネットに公開されている教材データベース調査結果のまとめ アメリカ各地のインターネットのウエッブ・サイトに公開されている教材データのうち、学齢児童・生徒を対象とするいわゆるK-12の教育・学習支援データにアクセスし、優良な約700サイトのデータをまとめるとともに、その中でも重要と思われる情報の特色を詳しく調べ報告書にまとめた。また、検索エンジンの現状と今後の動向を明らかにした。 2.WWWブラウザとデータベースの連動を可能にするミドルウエアの開発研究 一方において教材データベースを構造化するとともに、他方、学習ニーズをブラウザ上のアンケートによって絞り込み、学習者と教材の間の双方向の会話システムを実現するエージェント機能を果たすミドルウエアのプロトタイプの開発研究を研究の中心課題とした。プロトタイプの実験では、素材として国立教育研究所がとりまとめた一昨年度の5500件余りの大学公開講座情報を用いた。 このプロトタイプのシステムを実験的に使用し評価した結果、良好な結果を得ることができた。しかし、本格的な教材提供システムとして使用するためには、学習者に合わせて呈示方法を柔軟に変える動的なデータベース連携に関する研究など、更なる改良が必要である。なお、データベースソフトにオラクル7.2.3、ウエッブサーバーにオラクル・ウエッブサーバー2.0を用いた。 3.以上の研究結果をまとめ、『インターネットの教育利用に関する基礎的研究』と題して報告書を刊行した。
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[Publications] 山田達雄: "アメリカにおけるインターネットの教育利用の基盤整備と理念" 教育と医学、3月号. 45巻. 63-70 (1997)
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[Publications] 山田達雄: "インターネットに開かれた学習情報蓄積の課題" 教育と情報、4月号. 469号. 34-37 (1997)
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[Publications] 山田達雄: "インターネットの教育利用に関する基礎的研究" 国立教育研究所(文部省科学研究費による研究報告書), 187ページ (1997)