1996 Fiscal Year Annual Research Report
救急医療の向上に関する研究-画像伝達による救急医療施設の医療資源の節約と向上-
Project/Area Number |
07458073
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Research Institution | 佐賀医科大学 |
Principal Investigator |
瀧 健治 佐賀医科大学, 医学部, 教授 (90103746)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
石垣 恭子 佐賀医科大学, 医学部, 助教授 (20253619)
富田 伸司 佐賀医科大学, 医学部, 助手 (30260730)
平原 健司 佐賀医科大学, 医学部, 助手 (00244020)
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Keywords | 画像伝送 / 救急医療 / 医療資源 |
Research Abstract |
3カ所の病院間に画像伝送装置を設置し、佐賀医科大学救急部を中心とした病院間画像伝送システムを整備し、救急患者の検査資料を伝送し、救急患者について情報交換の効率を調査した。 この画像伝送システムの運用によって、救急医療施設の医療資源の節約ができているか調査目的に、装置の病院内設置場所、病院内担当者、及び救急患者の紹介・転院状況を調査した。また、研究者と協力施設との間で画像伝送装置の使用方法や交信記録について検討し、問題点の解消に画像の収録、伝送用・受信用のコンピュータープログラムを試作し、その使用方法と交信内容の記録についての画像伝送マニュアルを改訂した。 一方、「画像伝送による救急医療システム」研究会では、本年は2回の研究会を開催し、画像伝送システムの運用について討論し、更に、既に画像伝送システムを運用している利尻島国保中央病院とNTT九州病院での運用状況を調査し、整形外科的な疾患の骨折のX線写真や脳外科的な疾患の頭部CT写真の画像伝送は治療方針や手術適応の判断に有益であることが推察され、また、新しい試みとして、在宅患者の部屋に設置し、在宅患者の病状監視に有用であることが推察された。
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