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1995 Fiscal Year Annual Research Report

ラドン被曝と喫煙による肺がん誘発の実験的解析

Research Project

Project/Area Number 07458130
Research Category

Grant-in-Aid for General Scientific Research (B)

Research InstitutionShiga University of Medical Science

Principal Investigator

池淵 誠  滋賀医科大学, 医学部, 助手 (10121550)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 青山 喬  滋賀医科大学, 医学部, 教授 (60039526)
木村 博  滋賀医科大学, 医学部, 助教授 (00110560)
Keywordsラドン / 微小核 / 突然変異 / 肺繊維芽細胞 / 気管上皮細胞 / DNA配列
Research Abstract

今年度はまず第一に、ラドン照射装置を開発することに力を注いだ。酸素濃度調節装置を容積0.215m^3のラドン照射装置に取り付け、ラドンをラット3匹に吸入させ、長時間曝露させることが可能となった。ピコラッド(液体シンチレーションカウンターで測定)でモニターしたラドン濃度は1000-5000kBq/m^3であった。この濃度レベルで4時間ラットを曝露するとsuperoxide disumutase(SOD)の活性が上がった。この結果より、この照射装置でのラドン被曝がある種の生物学的効果を生じさせることがわかった。肺がんの誘発を推定するためには肺がんの誘発部位である肺での障害を見ることが重要である。そこで、ラドンに16〜24時間曝露させたラットの肺から繊維芽細胞を取り出し、サイトカラシンBを用いる小核試験を試みた。小核の誘発率は、データの振れはかなりあるが、ラドンの吸入による被曝線量にほぼ比例して増加することが分かった。現在、例数を増やして、小核誘発率でみるとラドン吸入による被曝線量はX線外部照射による線量ではどのくらいに相当するかを求めている。また、ラドンガスを吸引し、フィルター上に補足した娘核種をZnSシンチレーションカウンターで測定することにより求められたラドン濃度とピコラッドで測定した濃度を比較した結果、一致しない場合があることがわかった。小核誘発率を勘案するとピコラッドでは長時間放置した場合は推定値が不正確であると考えられる。Thomassenらの簡便法によって得られる気管上皮細胞数は形質転換誘発率を調べるには十分でなかったので、成長因子を添加した培養液を使うなど手技の改良につとめた。突然変異に関しては培養細胞を使って、40個の突然変異クローンを選び出し、DNAの塩基配列の決定を行った。

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] Jizeng Ma et.al.: "Effect of radon exposure on superoxide dismutase(SOD)activity in rats" Journal of Radiation Research. 37. (1996)

URL: 

Published: 1997-02-26   Modified: 2016-04-21  

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