1995 Fiscal Year Annual Research Report
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07458133
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Grant-in-Aid for General Scientific Research (B)
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| Research Institution | Tokyo Metropolitan University |
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Principal Investigator |
小椋 和子 東京都立大学, 理学部, 助教授 (20087117)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
花里 孝幸 国立環境研究所, 地域環境研究グループ, 総理府技官 主任研究 (60142105)
落合 正宏 東京都立大学, 理学部, 助手 (60106606)
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| Keywords | 水環境の挙動 / 含フッ素系界面活性剤 / 生態影響(ミジンコ) / 分解 / 吸着 / 分析法 / 回収法 / 土壌 |
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| Research Abstract |
1)フッ素含有界面活性剤(ペルフルオロ脂肪酸類)の水域における挙動を検討するために今回導入した液体クロマトグラフ(イオンクロマトグラフ)を使用し、水溶液のままで分析する方法をかなりの困難があったが、確立した。したがって、従来から検討していたガスクロマトグラフによる方法は分析するまでにかなり多くの操作を必要とし、さらにガスクロマトグラフの条件を厳密にしなければならないのに対して、濃度が高い条件での迅速かつ大量の分析が可能となった。
2)すでに検討を終えた水からの回収実験の成果(約70%以上)をふまえて、環境水域での分解速度をa.好気的およびb.嫌気的条件で検討した。その結果、数ヶ月の単位ではフッ素含有界面活性剤(代表としてペルフルオロオクタン酸)はほとんど分解しないことがわかった。
3)土壌および活性汚泥による吸着、ならびに分解の検討を行うためにそれらからの回収を検討しているが、回収率は非常に低く(10%程度)、吸着性が高い可能性があることがわかった。分解がほとんど期待できないので、吸着実験を行う予定である。
4)環境水域の生態影響のうち、ミジンコへの影響を検討するべく準備を整えた。今年度は分担者の予定により行えなかったので平成8年度に国立環境研究所でミジンコへの影響を検討する。
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[Publications] 落合正宏・山城邦子・後藤和幸・若杉和夫: "生物ろ過処理による実験廃水中の有機物の除去" 水処理技術. 36. 391-400 (1995)
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[Publications] 落合正宏・若杉和夫: "大学が環境へ及ぼす影響" 総合都市研究. 第56号. 55-60 (1995)
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[Publications] HANAZATO,T.and S.I.DODSON: "Synergetic effects of low oxygen concentration,predator kairomone,and a pesticide on the cladoceran Daphnia pulex." Limnology and Oceanography. 40. 700-709 (1995)
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[Publications] HANAZATO,T.: "Combined effects of the insecticide carbaryl and the Chaoborus kairomone on helmet development in Daphnia ambigua." Hydrobiologia. 310. 95-100 (1995)
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[Publications] DODSON,S.I.and T.HANAZATO: "Commentary on effects of anthropogenic and natural organic chemicals on development,swiptming behavior,and reproduction of Daphnia." Environmental Health Perspectives. 103. 7-11 (1995)
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[Publications] HANAZATO,T.and F.KASAI: "Effects of the organ ophosphorus insecticide feution on phyto-and zooplankton communities in experimental ponds." Environmental Pollution. 88. 293-298 (1995)
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[Publications] 西條八束編 小椋和子(共著): "河川感潮域-その自然と変貌-" 名古屋大学出版会, (1996)
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[Publications] 小椋和子(共著): "ライフスタイルと地球環境" 講談社(ブルーバックス), (1996)
