1995 Fiscal Year Annual Research Report
ラットMHC(RT1)領域のDNA解析と機能に関する分子生物学的研究
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07458230
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (B)
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Research Institution | Central Institute for Experimental Animals |
Principal Investigator |
此枝 義記 財団法人 実験動物中央研究所, 動物実験センター, 研究員 (10271503)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小林 忍 財団法人 実験動物中央研究所, 動物実験センター, 研究員
名取 孝 財団法人 歛験動物中央研究所, 動物実験センター, 研究員 (00001892)
谷岡 功邦 財団法人 歛験動物中央研究所, 動物実験センター, 室長 (10072406)
小泉 均 財団法人 歛験動物中央研究所, 動物実験センター, 研究員 (80167395)
玉置 透 財団法人 歛験動物中央研究所, 動物実験センター, 研究員 (50183471)
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Keywords | MHC / RT1 / HSP / ラット心移植 / 移植心生着日数 |
Research Abstract |
1.ラットMHC(RT1)領域のRT1B抗原のアミノ酸配列が他の系と最も異なっているACI系ラットをdonorにした際、心移植片は早期に拒絶されたが他のラットをdonorにし、アミノ酸配列が似た組合せでは長期生着を示した。 2.同系間における心移植を試行した結果、LEW-LEWでは30日前後で拍動停止する個体が確認され、大部分は良い拍動を示していたが、病理学的に検索した結果、リンパ球の浸潤が確認された。この現象は比較的安定していると考えられているACI系ラットにも見られた。このことから、ラット系統間における同系間での移植成績から同系なラットでも移植抗原が異なっていることが示唆された。この現象がRT1領域の変異によるものか否かは現在検討中であるが、拒絶反応を起こしたLEW/SsN系ラット4種、ACI/SsN系ラット2種ならびにBN/SsN系ラット1種のDNAを分離した。 3.各臓器における熱ショック蛋白(HSP)は、臓器により発現部位ならびに発現量に差があることが確認された。また、このHSPが大量に発現された臓器を用いた移植成績から、HSPは阻血などのストレスに強く、機能発現を促進し、臓器の保存に有用な蛋白質であることが示唆された。また、HSP60に対するモノクローナル抗体の各臓器細胞での反応性と分子量は異なっていた。このことから、臓器特異的なHSPの存在が考えられた。
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Research Products
(3 results)
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[Publications] 玉置 透: "阻血傷害とストレス蛋白" 低温医学. 21-1. 37-48 (1995)
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[Publications] 小林 忍: "カフ法を用いたラットの頚部異所性心移植術" 実験動物技術. 30-2. 183-188 (1995)
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[Publications] 谷岡功邦: "生産施設の異なる同一系統名ラットを異所性心移植に用いた場合の移植心生着日数の違い" アニテックス. 8-2. 27-30 (1996)