1997 Fiscal Year Annual Research Report
YAC-トランスジェネシスを用いた突然変異レスキュー法の開発
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07458231
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Research Institution | The Tokyo Metropolitan Institute of Medical Science |
Principal Investigator |
米川 博通 (財)東京都臨床医学総合研究所, 実験動物研究部門, 研究員 (30142110)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
金田 秀貴 (財)東京都臨床医学総合研究所, 実験動物研究部門, 研究員 (00214479)
多屋 長治 (財)東京都臨床医学総合研究所, 実験動物研究部門, 研究員 (90175456)
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Keywords | 遺伝子導入動物 / マウス / 酵母人工染色体 / 大腸菌人工染色体 / トランスジェネシス |
Research Abstract |
一昨年度、昨年度とマウスのマウスチロシナーゼ遺伝子のYAC-DNAを用い、トランスジェネシスに有効なYACクローンの調整法の開発、ならびにYAC-トランスジェネシスを行ってきた。トランスジェネシスによりYAC-DNAの導入されたトランスジェニックマウスは多数得られたことから、技術自体の開発には成功した。しかし、残念ながら突然変異をレスキューできるまでには至らなかった。この原因がYACクローンに潜在的に存在する様々な長さの欠失によることが明らかになったことと、これまで入手可能なYACライブラリーからはレスキュー可能なチロシナーゼ遺伝子を含むYACクローンが見いだせなかった。そのため、今年度はチロシナーゼ遺伝子をあきらめ、他の遺伝子でこの方法を応用することにした。標的とした遺伝子は、内耳の有毛細胞に異常を持つジャクソンシェーカー(js)と呼ばれる突然変異である。この遺伝子は現在我々の研究室でポジショナルクローニングを行っており、この遺伝子領域約1.3メガ塩基対にわたる整列YACクローン群が構築されており、またそのYACクローンの分子生物学的性質が詳しく調べられているためである。解析の結果は、しかしながら、ほとんど全てのYACクローンに様々な欠失が見られ、やはりトランスジェネシスには適さないことが判明した。このため、これらの整列YACクローン群をもとに、欠失がほとんど存在しないといわれるBACクローンを新たに単離した。現在、これらのBACクローンを使ってjs突然変異のレスキューが可能か否かを検討している。
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[Publications] Shimmoto,M.et al.: "Generation and characterization of transgenic mice expressing a human mutant α-galactosidase with an R301Q substitution causing a variant form of Fabry disease." FEBS Lett.417. 89-91 (1997)
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[Publications] Ishii,S.et al.: "α-Galactosidase transgenic mouse:Heterogeneous gene expression and posttranscriptional glycosilation in tissues." Glycoconjugate J.(in press).
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[Publications] Wakita,T.et al.: "Efficient conditional transgene expression in hepatitis C virus transgenic mive mediated by the Cre/loxP system." J.Biol.Chem.(in press).
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[Publications] Kase,R.et al.: "Immunohistochemical characterization of transgenic mice highly expressing human lysosomal α-galactosidase" Biochim.Biophys.Acta. (in press).