1996 Fiscal Year Annual Research Report
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07458242
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| Research Institution | Tokyo Institute of Technology |
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Principal Investigator |
清水 康敬 東京工業大学, 大学院・社会理工学研究科, 教授 (10016561)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
西方 敦博 東京工業大学, 教育工学開発センター, 助教授 (60260535)
中山 実 東京工業大学, 教育工学開発センター, 助教授 (40221460)
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| Keywords | マルチメディア / 学習効果 / 教育効果 / CD-ROM / 辞書 / 立体テレビ / ハイビジョン / 心的回転 |
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| Research Abstract |
本研究の目的は、教育用マルチメディアの定義と内容、利用場面を整理すること、並びに、マルチメディアの教育効果や学習効果の測定を行うことである。その成果として、以下のことを実施した。
(1)米国における先進事例の調査
マルチメディアの教育利用の先進国である米国において、効果を上げている事例と、効果を高めるための手法を調査し、まとめた。
(2)CD-ROM辞書の学習効果測定
電子辞書(CD-ROM辞書)と、従来から用いられている印刷辞書を利用して、英単語学習した場合の学習効果を分析評価した。
その結果、学習時間を一定にした場合は学習成績が高いこと、学習時間を自由とした場合は学習成績には差がないが、学習時間が短いこと、を明らかにした。
(3)立体テレビによる提示の学習効果
立体テレビによって文字を提示した場合、浮き出させる文字の位置と読み易さの関係等を明らかにした。
(4)ハイビジョン提示の効果
高画質のハイビジョンで提示した場合の学習者の認識速度が、普通のNTSC方式のテレビで提示した場合の違いを測定した。これは、メンタルロ-テーション(心的回転)による図形認識の反応時間測定によった。その結果、立体図形では両者に差が現われないが、複雑な平面図形では、ハイビジョンの方が図形認識時間が速いことを示した。
以上、これらの成果を総合的にまとめ、マルチメディアの学習効果に対する知見を整理した。
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[Publications] 小沢良男: "ハイパーテキスト教材における学習支援システムの開発と評価" 教育システム情報学会誌. 12巻4号. 257-266 (1996)
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[Publications] 持田典彦: "学習テキストの提示方法に関する実験的研究-要約表示と指示棒による効果を中心として-" 日本教育工学会誌. 19巻4号. 189-196 (1996)
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[Publications] 稲見和典: "CD-ROM辞書による英単語学習の効果" 電子情報通信学会信学技報. ET96-48. 59-66 (1996)
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[Publications] 清水康敬: "マルチメディアの技術システム" 公衆衛生. 60巻5号. 322-325 (1996)
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[Publications] Yasutaka Shimizu: "Tokyo Institute of Technology′s Application & Evaluation of Long-Distance Education" Japan 21st. 41巻3号. 49-53 (1996)
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[Publications] 清水康敬: "アメリカにおけるマルチメディア利用教育" 教育と情報. 9月号. 19-25 (1996)
