1995 Fiscal Year Annual Research Report
独占禁止法・「産業規制法」に関する日米比較研究-法学及び経済学的分析-
Project/Area Number |
07459019
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (B)
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Research Institution | Kobe City University of Foreign Studies |
Principal Investigator |
植田 淳 神戸市外国語大学, 外国語学部, 助教授 (50213351)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
田中 悟 神戸市外国語大学, 外国語学部, 助教授 (20207096)
倉本 幹男 神戸市外国語大学, 外国語学部, 助教授 (90215054)
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Keywords | 独占禁止法 / 産業規制法 / 独占禁止政策 / 産業政策 |
Research Abstract |
1.日米両国の独占禁止法・「産業規制法」とその運用形態の相違は、両国の経済システムの相違を反映しているのではないかとの問題意識のもとに、日本と米国における独占禁止法及び「産業規制法」の内容・実態・運用形態を精査し、法律学・経済学の立場から、その効果・意味を総合的に比較検討してきた。これを通じて、日米の産業規制をめぐる政策の相違を析出した。 2.日米の経済システムの特色・生成因と独占禁止政策・「産業政策」の相違については、既に膨大な研究業績があるが、しかし、これら二つの研究業績の流れは、互いに別個の研究領域として意識されてきた。本研究では、これら二つの流れを有機的に関連させており、統一的な説明を与えている。 3.平成8年度においては、前年度の成果をふまえて、日米の経済システムと独占禁止政策・「産業政策」の有機的関連性について体系的理解を得るとともに、併せて、法運用の実証分析に向けてのデータ分析や実態調査を行う。 4.平成8年度中に、本研究の中間報告として、神戸市外国語大学「外国学研究」に研究論文を発表する予定である。
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