1995 Fiscal Year Annual Research Report
海底ケーブル式長期計測装置用非接触型カプラーの開発
Project/Area Number |
07504005
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Research Category |
Grant-in-Aid for Developmental Scientific Research (A)
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
山野 誠 東京大学, 地震研究所, 助教授 (60191368)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
村上 英幸 海洋電子株式会社, 研究員
青柳 勝 NECテレネットワークス株式会社, 伝送事業部, 研究員
浦 環 東京大学, 生産技術研究所, 教授 (60111564)
金沢 敏彦 東京大学, 地震研究所, 教授 (30114698)
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Keywords | 海底ケーブル / 非接触型カプラー / 海底データ伝送 / 長期データロガー |
Research Abstract |
1.海底ケーブルと計測機器の接続技術の開発に関して、科学技術庁振興調整費によるVENUS計画や米国の研究グループと情報交換を行った。本研究では、海底でのデータ収録・伝送装置と計測器の接続が他の方法よりも簡便に行えるようにすることを、重点目標とすることにした。 2.電磁結合的に電力とデータを伝送する非接触型カプラーの試作品を製作し、実験室内での伝送試験を行った結果、実用可能な効率と精度があることを確認した。 3.非接触型カプラーの動作を海底で試験するための計測機器としては、多チャンネルの温度センサーとハイドロフォンを有する測定装置とデータ収録装置を使用することにした。シグナルを測定回路、データ収録回路、両者をカプラーで接続するためのインターフェイス回路を試作し、室内動作試験を行った。 4.東京大学海洋研究所淡青丸の航海(平成7年11月)において、既存の海底温度記録計に非接触型カプラーとインターフェイス回路を取り付けて、海中での耐圧試験及び動作試験を実施した。短時間ではあったが、約1,000mの深さにおいて、データが正しく伝送されたことを確認した。 5.平成8年度に海底面上で長期のデータ伝送試験を実施するため、これに使用する長期データ収録装置の設計を進めた。
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