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1995 Fiscal Year Annual Research Report

二次イオン質量分析法による鉱物同定の試み

Research Project

Project/Area Number 07504007
Research Category

Grant-in-Aid for Developmental Scientific Research (A)

Research InstitutionNaruto University of Education

Principal Investigator

西村 宏  鳴門教育大学, 学校教育学部, 教授 (30029722)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 小澤 大成  鳴門教育大学, 学校教育学部, 助手 (60253241)
村田 守  鳴門教育大学, 学校教育学部, 助教授 (80239532)
Keywords二次イオン質量分析 / SIMS / 鉱物同定 / 軽元素同位体比
Research Abstract

1. 本学で開発製作中のSIMSを用いて,岩石中のLiやBの同位体比測定を行いつつ分析部の鉱物の化学組成をも同時に知る可能性を追求することを目的としているが,これらの元素は安定同位体が2つしか存在しないため高信頼性をもったデータを得るためには,異なる原理に基づくイオン化法による質量分析計を用いて得られたデータのクロスチェックが必要である。このため,平成7年度にはdirect loading表面電離方式のイオン源を備えた質量分析計の調達を行った。この質量分析計の安定的稼働は平成8年度からとなる。
2. 本学の装置の調整整備中には,大阪大学のSIMSを用いて電気石中のB同位体比および隕石と実験室標準岩石試料中のLi同位体比の測定を行った。電気石中のB同位体比測定からは,初生電気石の同位体比はほぼ一定であり,岩体固化後のそれは約15パ-ミルの変化を示し,初生マグマの情報が得られることが判明した。隕石中のLiについては,Allendeのmatrix中で実験室標準に比べて大きな同位体比の変動が認められた。
3. SIMSにより得られた質量スペクトルパターンから,分析部分の鉱物の化学組成を決定できるようにするため,本学SIMSの二次イオン分析部の調整を続け,低質量分解能ながら,ステンレス鋼,マグネシウムおよびアルミニウム金属からの質量スペクトルを得る得ることができるまでに至った。今後は,主スリットその他の諸条件の微調整を行い,分解能向上をはかる。

URL: 

Published: 1997-02-26   Modified: 2016-04-21  

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