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1995 Fiscal Year Annual Research Report

タンデム型延伸制御圧延機の試作と高性能圧延素材の開発

Research Project

Project/Area Number 07505019
Research Category

Grant-in-Aid for Developmental Scientific Research (A)

Research InstitutionOsaka University

Principal Investigator

斎藤 好弘  大阪大学, 工学部, 教授 (20029101)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 宇都宮 裕  大阪大学, 工学部, 助手 (80252584)
左海 哲夫  大阪大学, 工学部, 講師 (80029298)
Keywords延伸制御圧延 / 線材 / 異形条 / サイズフリー圧延 / 連続孔型圧延 / 圧縮力付加圧延
Research Abstract

本年度は研究実施計画に基づき以下の項目を実施した。
1.圧延機本体の構造と諸元の決定
2.圧延機に付属する計装機器の仕様の決定
3.1、2に基づいて圧延機を設計、製作
4.製作した圧延機の立ち上げと試験圧延の実施
本圧延機はサテライトミルの延伸抑制機能を直線配列の5段連続圧延機で実現するもので、スタンド間力を正確に測定するとともにロールを水平(H)、垂直(V)に自在に変更できるようカセット型スタンドとした。このため材料を案内するガイドシュー、サイドガイドをH,Vで独立して新たに考案した。またガイドシューの交換を容易にするため、ハウジングをレール上に乗せて圧延方向に移動できるようにした。圧延時には延伸の抑制によって負のスタンド間力が働いてしまう場合が考えられるため、5つのミルには前後からオフセットの荷重をかけることができるようにした。
計装機器としては各スタンドに速度計とトルク計を各1個ずつ、圧延荷重を測るロードセルを2個ずつ取り付け、またスタンド間力を測るロードセルを24個装備し、合計44箇所の測定点を持つ。
試験圧延としてH-H方式によるアルニミウム平条の圧延を行った。まず通常圧延を行ったが、従来の圧延機と同様にほとんど幅広がりが生じず大きな伸びを示した。これに対して本圧延機を用いてロール周速比を変化させることにより材料の延伸が著しく抑制され、それに伴う大きな幅広がりが確認できた。また材料の表面性状も良好であった。ただし、本圧延機においてはロール間の距離がサテライトミルと比較して長いために材料とガイドシューの間のクリアランスを5/100mm以下の精度で設定しないと材料が座屈しやすく、各スタンドのロールを完全に同周速で駆動させた場合には平条での圧延は困難であることがわかった。

URL: 

Published: 1997-02-26   Modified: 2016-04-21  

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