1995 Fiscal Year Annual Research Report
マイクロアロイング結晶制御による高性能交換スプリング磁石の開発
Project/Area Number |
07555189
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Research Category |
Grant-in-Aid for Developmental Scientific Research (B)
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Research Institution | Miyagi National College of Technology |
Principal Investigator |
松浦 真 宮城工業高等専門学校, 総合科学系・理数科, 教授 (40042262)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
野本 俊夫 宮城工業高等専門学校, 総合科学系・理数科, 助教授 (50099769)
鈴木 勝彦 宮城工業高等専門学校, 材料工学科, 助教授 (80187715)
百瀬 丘 宮城工業高等専門学校, 電気工学科, 教授 (90006271)
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Keywords | マイクロアロイング / 結晶制御 / スプリング磁石 / 液体急冷 / XAFS |
Research Abstract |
二ケ年の研究期間の初年度である本年度の研究目標は小型真空アーク溶解装置を設置し、母合金の作製→液体急冷薄帯試料の作製→作製試料のX線構造解析と、試料作製から構造解析の一連のプロセスを研究室で確立することであった.この当初の目標は現段階でほぼ100%達成することができた.また当初の予定には無かったが水素化による結晶粒微細化(HDDR)法にも取組み、この方法による結晶粒微細化の方法も確立することができた.また本研究の中心テーマであるマイクロアロイング法による結晶粒制御についてはNd_<4.5>Fe_<73.5>Ga_1Co_3やLa_<1-x>Fe_x等についてGaやFe等の微量添加元素の役割について主にEXAFS法を用いて検討を進めた.その結果Gaの微量添加は析出物の表面張力を引き下げ、析出開始温度を下げ、結晶核の発生確率を高めることが明らかとなった. これらの成果に基づき来年度はNdFeB系合金に対する種々の微量添加元素の結晶粒微細化に対する影響を系統的に調べ最適添加元素と熱処理条件を決定したい。
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Research Products
(3 results)
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[Publications] M.Matsuura et al.: "On the Role of Small Additives for Nano‐Crystalline Formation from Amorphous Matrix" Mat. Scie. Eng. A,. (in press). (1996)
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[Publications] M.Matsuura et al.: "Local Structure Changes of Gaduring Nano Crystalline Formation from Melt quenened Fe_<73>Ga_4Nb_3Si_<11>B_9," J. Phys. : Condens. Matter. 8. 7087-7097 (1995)
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[Publications] M.Matsuura: "Behaviors of Ga during Crystallization of Amorphous Nd_<4.5>Fe_<73>Ga_1Co_3B_<18.5>" Physica. B208&209. 360-362 (1995)