1995 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
07555194
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Research Category |
Grant-in-Aid for Developmental Scientific Research (B)
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Research Institution | Toyohashi University of Technology |
Principal Investigator |
逆井 基次 豊橋技術科学大学, 工学部, 教授 (50124730)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
菅沼 幹裕 愛知県工業技術センター材料部, 主任研究員
PEZZOTTI G. 豊橋技術科学大学, 工学部, 助手 (70262962)
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Keywords | セラミックス / 脆性 / 延性 / 圧子力学 / 高温変形 / クリープ / 応力緩和 |
Research Abstract |
1 脆性/延性解析装置の試作:高温セラミックス表面に圧子を負荷-除荷した際に圧入荷重-圧入深さの関係が作る履歴曲線の定量的評価を目的とした装置の試作を行い満足する結果を得た。装置性能の概略- 荷重計測分解能10mN、圧入深さ計測分解能1μm、圧入荷重付加速度10^<-3>〜1mm/min、測定温度範囲として室温〜1500℃、測定雰囲気として真空(10^<-5>Tor)あるいは高純度Ar及び高純度N_2。 2 高温延性解析装置の試作:せん断変形下でセラミックスの高温変形及ぶ流動を定量的に評価することを可能とする粘弾性計測装置(クリープ及び応力緩和試験装置)の試作を完了し、満足のいく結果を得た。試験片形状を工夫することにより圧縮モード下で純せん断変形を可能とする装置である。装置性能の概略- 荷重付加/計測分解能10mN、変形付加/計測分解能2μm、測定温度範囲として室温〜1600℃、測定雰囲気として真空(10^<-2>Tor)、還元性雰囲気及び大気。 3 圧子力学の熱力学的理論考察:圧子圧入荷重-圧入深さの関係が作る履歴曲線をエネルギー論に基づき解析することによりセラミックスの脆性、延性を評価するためのパラメータを理論的に導出した。 4 各種セラミックスの脆性、延性パラメータ評価:上記3項の理論考察を基に窒化珪素、アルミナ、炭化珪素、ソーダ石灰ガラスの脆性、延性パラメータを評価することが出来た。 5 超音波顕微鏡による圧子損傷評価:圧痕直下で生じるジルコニアセラミックスの応力誘起相転移挙動を超音波顕微鏡により解析し、転移挙動と残留応力の関係を定量的に明らかにすることが出来た。
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Research Products
(2 results)
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[Publications] M.Sakai,H.Mutoh and M.Haga: "Double-Shear Geometry for the Deformation and Flow of Ceramics at Elevated Temperatures" J.Am.Ceram.Soc.79(in press). (1996)
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[Publications] M.Suganuma: "Scanning Acoustic Microscopy of Indentation Damage in Y_2O_3-Stabilized Tetragonal Zirconia" J.Am.Ceram.Soc.78. 2889-2896 (1995)