1995 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
07555208
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Research Category |
Grant-in-Aid for Developmental Scientific Research (B)
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
本間 基文 東北大学, 工学部, 教授 (50005261)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中村 元 東北大学, 工学部, 助手 (40250716)
籠谷 登志夫 東北大学, 工学部, 助手 (40005343)
杉本 論 東北大学, 工学部, 助教授 (10171175)
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Keywords | 着磁 / 永久磁石 / Nd-Fe-B系磁石 / 反磁界 |
Research Abstract |
本研究はNd-Fe-B系焼結磁石の着磁特性を左右する要因を回折し、低磁界による着磁が可能なNd-Fe-B系焼結磁石の開発が目的である。本年度は磁性相粒子の配向度の、非磁性相の量、焼結組織の着磁特性に及ぼす影響を明にした。その結果は以下の通りである。 1.磁性相粒子の配向度の低下に伴い着磁特性は低下し、等方性磁石は異方性磁石の1/2となる。その変化は磁化エネルギーの変化に対応している。 2.非磁性相の量の増加に伴いマクロ的反磁界が増加して着磁特性が低下する。 3.焼結における熱処理およびCr、W添加による焼結組織を変化しても着磁特性には有為な差はなく、上記の結果を総合して、Nd-Fe-B系焼結磁石の着磁特性を左右する最大の要因は磁性相粒子界面に作用する局所的反磁界であると考察した。
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