1996 Fiscal Year Annual Research Report
表面プラズモン共鳴を利用した電極反応追跡システムの開発
Project/Area Number |
07555266
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Section | 試験 |
Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
魚崎 浩平 北海道大学, 大学院・理学研究科, 助教授 (20133697)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
辺見 彰秀 イルマソフト(株), 開発企画室, 主任
叶 深 北海道大学, 大学院・理学研究科, 助手 (40250419)
近藤 敏啓 北海道大学, 大学院・理学研究科, 助手 (70240629)
大谷 文章 北海道大学, 大学院・理学研究科, 助教授 (80176924)
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Keywords | 表面プラズモン / ラマン分光 / 電極表面反応 / 自己組織化単分子層 / 表面分子構造 |
Research Abstract |
本研究は表面プラズモン共鳴を利用した電極表面追跡システムの構築をめざしており、具体的には1.電極表面単分子層の膜厚測定を非常に感度良く、また比較的早い時間分解能で測定可能な『表面プラズモン共鳴システム』と、2.プラズモン励起によってラマン散乱が増強されることを利用した『プラズモン励起ラマン測定システム』を構築する。 本年度は、前者については、昨年度完成した、半導体ダイオードを光源、CCDカメラを検出器とするシステムを用いて、自己組織化単分子層の構層過程の追跡を行い、実用的レベルにある事を認識した。現在は電気化学環境下での測定を試みている。後者については、昨年度完成した、スーパーノッチフィルター、分光器およびナノ秒ゲートのCCDカメラからなる、ラマン測定装置を用いて自己組織化単分子層の空気中および電気化学環境下での測定に成功した。現在は、プラズモン励起による効率向上を目指している。
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Research Products
(5 results)
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[Publications] S. Nakabayasi: "Dissipation Structure of the Electrochemical Hydrodynamic Convection" J. Phys. Chem.100. 714-717 (1996)
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[Publications] I. Yagi: "In situ Optical Second Harmonic Generation Studies of Electrochemical Deposition of Tellurium on Polycrystalline Gold Electrodes" J. Electroanal. Chem.401. 95-101 (1996)
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[Publications] S. Nakabayashi: "Dissociative Adsorption Dynamics of Formaldehyde on a Platinum Electrode Surfaces ; One-Dimensional Domino?" Chem. Phys.205. 269-275 (1996)
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[Publications] I. Yagi: "In situ Optical Second Harmonic Generation Study of Electrochemical Oxidation of Formaldehyde, on a Polycrystalline Platinum Electrode" Chem. Lett. 7号. 529-530 (1996)
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[Publications] S. Nakabayashi: "Nonlinear Iron Electrochemical Osillator : Coupling and Photo Effects" J. Electrochem. Soc.143. 2258-2262 (1996)