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1995 Fiscal Year Annual Research Report

アザトリメチレンメタン-金属錯体の関与する新規環化付加反応の開発

Research Project

Project/Area Number 07555287
Research Category

Grant-in-Aid for Developmental Scientific Research (B)

Research InstitutionOsaka University

Principal Investigator

村井 真二  大阪大学, 工学部, 教授 (00029050)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 古川 尚幸  香川大学, 経済学部, 助手
垣内 史敏  大阪大学, 工学部, 助手 (70252591)
Keywordsアザトリメチレンメタン / 環化付加反応 / オキサトリメチレンメタン / シクロペンタノン / シクロプロパン
Research Abstract

環化付加反応は、炭素骨格構築法として有機合成化学の重要な位置にある。オキサメチレンメタン種はオレフィンやジエンと[3+2]および[3+4]環化付加反応を起こし、それぞれ対応する5員環、7員環ケトン類を与えることが知られている。すなわち3炭素ユニットとして合成化学的に利用されている。また、われわれもすでにメチレンカーボネートがパラジウム錯体存在下オキサメチレンメタン-パラジウム錯体を発生し、ノルボルネンとの反応でシクロプロパン誘導体が生成することを報告している。これに対してアザトリメチレンメタンに関する報告はほとんどなく、その合成科学的利用はほとんどなされていない。しかし、オキサメチレンメタン同様、合成中間体として重要であると期待される。
触媒量の0価パラジウム存在下、フェニル基を窒素上に持つ環状カ-バメートを種々のオレフィン類と反応させると、ノルボルネン類と反応は進行し、環状付加物が得られた。得られた生成物は既にわれわれが報告した窒素上がトシル基の場合と違って5員環生成物であるシクロペンタノン誘導体が主生成物であった。これは、形式上[3+2]付加反応が進行したことになる。また、カルボニル化反応についても検討を行った。
来年度は置換基による反応経路の違いを考察するため中間体金属錯体の単離およびその構造決定によって、反応機構解明を行う予定である。

URL: 

Published: 1997-02-26   Modified: 2016-04-21  

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