1997 Fiscal Year Annual Research Report
疲労破損事例データベースの構築と破壊予防診断AIシステムの開発
Project/Area Number |
07555350
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
城野 政弘 大阪大学, 工学部, 教授 (20029094)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
藤田 喜久雄 大阪大学, 工学部, 助教授 (10228992)
菅田 淳 大阪大学, 工学部, 助教授 (60162913)
近藤 良之 三菱重工業(株)高砂研究所, 主任研究員
堀川 武 龍谷大学, 理工学部, 教授 (30209291)
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Keywords | 疲労強度 / 疲労き裂進展 / 破損事例データベース / 予防診断システム / 機械要素 / 実働荷重 / 信頼性設計 / 統計解析 |
Research Abstract |
平成9年度に続いて疲労破損を含む実機の破壊事例データベースの構築を行った。研究期間内に収集された損傷事例は258件であり、これを製品名、部品名、材料、使用環境で分類するとともに、それぞれの事例について一次損傷、二次損傷、損傷状況、原因、対策を解析し、データベースとして入力し、前年までに入力済みのデータとの併合、再整理を行った。また、損傷事例では、文章で書き表せない破面様相や危機の状態などが重要な情報となるため、従来のファクトデータベースと異なり、画像情報を含むものとした。さらに、近年のネットワーク環境の目覚ましい整備を有効利用するため、ネットワーク上で利用できる損傷事例データベースとし、検索等の処理はJava言語を用いたアプレットにより行えるようにした。 耐疲労設計を行うためには、損傷事例データベースおよび疲労強度データベースの構築とともに、強度データの統計的な処理に基づく信頼性設計は欠かせないものである。そこで、現在パーソナルコンピュータのOSとして普及しているWindows上で作動する。データ検索・統計解析ソフトウェアの開発を行った。検索にはデータベースソフト“Access"を統計解析にはスプレッドシート“Excel"を用いて、統計解析処理を独自にVisual Basicにて構築することにより、ユーザーフレンドリーな統計解析ツールの開発行った。
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Research Products
(6 results)
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[Publications] 城野政弘: "SiCウィスカ強化アルミニウム基複合材料の微小き裂発生と進展" 日本機械学会論文集. 64. 22-29 (1998)
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[Publications] 堀川武: "インターネットを利用した損傷事例データベースシステムの開発" 日本材料学会第46期学術講演会講演論文集. 133-136 (1997)
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[Publications] 城野政弘: "単一過大荷重下における疲労き裂進展挙動の動的直接観察" 日本機械学会論文集. 63. 1860-1866 (1997)
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[Publications] 菅田淳: "Windows版データ検索・統計解析ソフトウェアSTANAD_Win" 日本材料学会第6回機械構造物の強度設計,安定性シンポジウム. 30-34 (1998)
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[Publications] Horikawa Takeshi: "Development of evaluation system of materials properties on the internet using Java language" JISSE-5. 443-448 (1997)
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[Publications] 藤田喜久雄: "遺伝的アルゴリズムによるエネルギープラントの機器構成設計法に関する研究" 日本機械学会論文集. 64. 154-161 (1998)