1996 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
07555353
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Research Institution | HOKKAIDO UNIVERSITY |
Principal Investigator |
岸浪 建史 北海道大学, 工学部, 教授 (30001796)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山田 誠 函館工業高等専門学校, 講師 (20210479)
田中 文基 北海道大学, 工学部, 助手 (30207138)
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Keywords | 工作機械 / アライメント誤差 / 誤差評価 / 形状創成関数 / 加工物測定 / 加工形状誤差測定 / 加工誤差 / 形状創成理論 |
Research Abstract |
工作機械による加工誤差の要因としては切削力による構造の弾性変形、熱変形、習導面の非線形特性、構造のアライメント誤差などが考えられる。この内、弾性変形、熱変形は工作機械の設計段階で基本的に決定されてしまう。一方、工作機械の径年変化は習導面の非線形特性とアライメント誤差にあると言える。本研究ではこの内、アライメント誤差の推定方法について着目し、以下の項目について研究を行った。 1)工作機械の数学モデルを基にしたアライメント誤差推定方法の適用範囲の確立 2)加工誤差測定によるアライメント誤差推定法の理論手順の構築 3)工作機械のアライメント誤差を評価するシステムの実現 平成8年度は前年度で確定したアライメント誤差推定方法の計算機による検証及び評価システムの実装を中心に以下の手順で研究を行い、以下の結論を得た。 1)アライメント誤差推定法の計算機実装による検討 1.計算機シュミレーションシステムの構築と計算機実験による提案手法の評価を行い、提案手法の実現可能性を検討した。 2)アライメント誤差推定評価システムの開発 1.基準正立方体の工作機械上での工作機械の運動機構を利用した形状測定法を提案した。 2.形状測定結果による提案手法の評価を行い、提案手法の有効性を確認した。 3.実用化における改良点の確認を行った。
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