1996 Fiscal Year Annual Research Report
人工現実感を利用した仮想障害体験による福祉機器設計支援システム
Project/Area Number |
07555363
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Research Institution | Nagoya Institute of Technology |
Principal Investigator |
藤本 英雄 名古屋工業大学, 工学部, 教授 (60024345)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
陳 連怡 名古屋工業大学, 工学部, 助手 (80262947)
佐野 明人 名古屋工業大学, 工学部, 講師 (80196295)
藤本 英雄 名古屋工業大学, 工学部, 教授 (60024345)
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Keywords | 人工現実感 / 福祉工学 / ヒューマンインタフェース / 仮想体験 / 空間認知 / 仮想環境 / 福祉機器 / 心理測定 |
Research Abstract |
1.未知の困難姿勢への推定法の拡張 前年度の困難姿勢の推定から,さらに多くの困難姿勢の推定法を検討した.さらに未知の困難姿勢の検出について考察した. 2.姿勢および力の呈示 車いすでは特に坂路や段差のある状況が問題となる.このような状況を仮想的に体験者に呈示するためには,車いすに傾きや上下の動きを与えなければならない.そこで,モーションベース(動力により姿勢を変えられる台)により車いすを搭乗者ごと傾けるなどして,平衡感覚に対して傾きおよび上下動の呈示を行った.さらに車輪の駆動に反力を加える必要がある.外部からの動力により車輪の回転を重くすることで,力の呈示も行った. また,困難姿勢の呈示方法についても考察した. このとき物理的な呈示量と人の感覚量の違いについての検討と,恐怖感などの心理量についての考察も行った.
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